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熱海七湯めぐりにかかる所要時間や各源泉の見どころ紹介!

熱海七湯めぐり

熱海七湯とは熱海の市街地にある温泉の噴出地です。

実際に熱海駅から徒歩で熱海七湯めぐりをしてみました。

本記事では熱海七湯めぐりについて7つの湯と実際に徒歩で周ってわかった所要時間を紹介します!

熱海七湯めぐりとは?

今回紹介する熱海七湯めぐりとは、熱海の市街地にある熱海七湯と呼ばれる自噴の温泉をめぐることです。

熱海七湯については、静岡県熱海市の公式ホームページにてわかりやすい解説がありました。以下引用です。

日本屈指の温泉郷である熱海は、源泉の数も多く、その総湧出量は毎分17,085リットル(平成23年2月)を誇っています。この熱海温泉の歴史に重要な位置を占めてきたのが、『熱海七湯』と呼ばれる自噴の温泉で、熱海の名湯として知られ、大正年代にはまだ残っていました。(『続熱海風土記』)

平成9年に市制60周年事業の一環として、本市の温泉の歴史を築いてきた「熱海七湯」の再整備を行うことで、湯けむりを立ち上がらせ、情緒豊かな当時の熱海温泉の再現を図りました。

七湯は、お宮の松にほど近い熱海銀座近辺に散在していますので、七つの源泉をめぐり、『熱海七湯』にまつわる話と歴史にふれ、湯の町の情緒を楽しんでみてください。

※七湯は当時の温泉施設を復元したモニュメントで、自然湧出時代の痕跡はとどめていません。(入浴施設ではありません。)

引用元:熱海七湯めぐり|熱海市公式ウェブサイト (atami.lg.jp)

熱海七湯をすべて紹介!

実際に熱海駅から熱海七湯めぐりをしてみました。

熱海には見どころがたくさんあるので、熱海七湯めぐりだけでなく熱海梅園・来宮神社・湯前神社・熱海サンビーチなどを途中に挟みながら散歩しました。

ここからは熱海七湯をひとつひとつ写真つきで紹介していきます。

野中の湯

まず最初に紹介するのは、熱海駅からおそらく最も近い場所にある野中の湯です。

野中の湯

以下、野中の湯にあった看板の文の引用です。

野中山のふもとの、このあたりを野中といいます。

この辺一帯は、泥の中に湯がブクブク噴いて、杖で突くと湧き出したといわれています。また、このあたりの土は丹(赤色の土)のようで、壁を塗る材料にしました。

江戸時代までは、この「野中の湯」は湧き出るところが浅かったので、あまり入浴には利用されなかったようで、そのため、湯をためる湯桝を設けなかったといわれています。

引用元:熱海七湯めぐり|熱海市公式ウェブサイト (atami.lg.jp)

野中の湯からは道路の反対車線からもわかるくらい、もくもくと湯気がでていました!

アイハナ
手をかざしてみると湯気が熱かったです。

硫黄の匂いもして熱海の温泉を感じることができました。

大湯間歇泉(おおゆかんけつせん)

続いて紹介するのは、熱海七湯の中で一番大きい規模だと感じた大湯間歇泉です。

大湯間歇泉は、温泉神社ともいわれる湯前神社のすぐそばにありました。

大湯間歇泉

現在は人工的に4分に1回、3分間の噴湯があります。

間欠泉というと迫力があるように感じますが、大湯間歇泉には迫力はありませんでした。

とはいえ、昔は活発に噴出していたようです。以下看板の引用です。

古来からの間歇泉で世界でも有名な自噴泉でありました。「大湯」の噴出は昼夜6回で、湯と蒸気を交互に激しい勢いで噴出し、地面が揺れるようであったといいます。明治中ごろから次第に減少し末ごろには止まってしまいましたが、関東大震災のとき再び噴出しました。

しかし、その後も噴出階数は減少しつづけ、昭和のはじめついに止まってしまいました。

昭和37年に人工的に噴出する間歇泉として整備され、市の文化財として保存し現在に至っています。

引用元:大湯の看板の文字

大湯間歇泉には源実朝の歌碑もあり、熱海七湯の中では最も観光スポット化されていると思いました。

大湯間歇泉のすぐそばには熱海温泉の守護神といわれている湯前神社があるので、合わせて訪問するのがおすすめです。

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小沢の湯

続いて紹介するのは、大湯間歇泉からほど近い場所にある小沢の湯(こざわのゆ)です。

小沢の湯

規模は小さいですが、こちらは最も観光客が多く立ち寄るスポットだと思います。

実際に私たちも熱海七湯めぐりの中で小沢の湯を一番楽しみにしていました。

その理由は、「温泉の蒸気で蒸したまごを作る体験ができるから」です!

小沢の湯の目の前にある天神酒店では、たまごがひとつ60円、塩一袋10円で販売されています。

蒸したまご

小沢の湯にはベンチもあり、平日にも関わらず蒸したまごを作っている観光客の方が数グループいました。

私たちも熱海の温泉の蒸気で蒸したまごを作ってみました♪

蒸したまご

8分ほど待って、隣にある名水百選丹那湧水で冷ましていただきました。

アイハナ
温泉の蒸気で蒸したてのたまごは感動するおいしさでした!

熱海七湯めぐりをすべて周るのは体力的に大変だという方も、小沢の湯だけは立ち寄ってほしいとおすすめスポットです♪

風呂の湯・水の湯

小沢の湯の目と鼻の先にあるのが、道路沿いにある風呂の湯・水の湯です。

風呂の湯水の湯

風呂の湯は、かつて外傷に良いとされ饅頭を蒸したり酒を温めたりして販売されていたそうです。

すぐそばにあった水の湯は、塩分のない温泉だったそうですよ。

佐治郎の湯・目の湯(さじろうのゆ・めのゆ)

続いて紹介するのは、熱海銀座通りにある佐治郎の湯・目の湯です。

とても小さいので熱海七湯めぐりを目的にしていなければ通り過ぎてしまうと思います。

目の湯

目の湯という名前の通り、かつては眼病や火傷によく効くと言われていたそうです。

ただし現在は眼病への効果はないということで目は洗わないようにとのことです。

目の湯には思わず写真を撮ってしまうくらい綺麗にミモザの花が咲いていました。

ミモザ

河原湯(かわらゆ)

続いて紹介するのは、熱海サンビーチのそばにある河原湯です。

河原湯

お湯は高温なので注意してくださいとありましたが、私がさわったときは熱くてびっくりするほどの高温ではなく「あたたかい」と感じる程度でした。

昔はこのあたりを東浜といったそうで、河原湯は村人が自由に入浴できる浴場となっていたそうです。

河原湯は塩分が多く神経痛やリュウマチに効くと言われていたそうですよ。

清左衛門の湯(せいざえもんのゆ)

最後に紹介する熱海七湯は、熱海サンビーチ方面から急な坂を登ったところにある清左衛門の湯(せいざえもんのゆ)です。

清左衛門の湯

坂の途中にあり、坂を登りきると平和通り商店街を抜けて少し坂をくだったところになります。

以下清左衛門の湯にあった看板の引用文です。

昔、農民の清左衛門というものが馬を走らせて、この湯壺に落ちて焼け死んだので、その名がついたといいます。

明治までは、昼夜常に湧き出て絶えることがありませんでした。

人が大きな声で呼べば大いに湧き、小さな声で呼べば小さく湧き出たといわれています。

引用元:清左衛門の湯の看板文

最後の一文のユーモアも好きですし、個人的には熱海七湯の歴史のなかで、一番印象に残るエピソードだなと感じました。

たしかにこの坂を馬で下ったら転んでしまいそうだな~と思いながら清左衛門の湯を見学しました。

私が行ったときは湯気はでていませんでしたが、蒸気がしっかりでている時もあるようです。

熱海七湯めぐりの所要時間はどれくらい?

最後に熱海温泉の歴史やまつわる話を知ることのできる源泉めぐり「熱海七湯めぐり」の所要時間を紹介します。

純粋に熱海七湯のみを歩いてめぐると以下のような時間になります。

コースはお好みで変更してください♪

熱海駅—(10分)—野中の湯—(5分)—大湯間歇泉—(2分)—小沢の湯—(1分)—風呂の湯・水の湯—(2分)—目の湯—(2分)—河原湯—(3分)—清左衛門の湯—(13分)—熱海駅
熱海七湯それぞれの滞在時間は小沢の湯以外は5分ほどあれば、看板の文字を読んだり満喫できると思います。
小沢の湯は温泉で蒸したまごを作る場合は先客がいることも見込んで20分~ほど見ておけば良いと思います!
アイハナ
小沢の湯の蒸したまご作りは思い出にも残るのでぜひ体験してほしいです♪
今回わたしたちは熱海七湯めぐりのみではなく、熱海のスポットを巡りながら熱海七湯もついでに制覇しようと考えました。
1泊2日でめぐった熱海七湯と熱海のスポットのルートはこちらです。
  • 1日目:熱海駅→熱海平和通り商店街で食べ歩きグルメ堪能→小沢の湯で蒸したまご作り→熱海梅園→来宮神社→湯前神社→大湯間歇泉→風呂の湯・水の湯→目の湯→河原湯→清左衛門の湯→旅館にチェックイン
  • 2日目:野中の湯→熱海サンビーチ→お宮の松公園→熱海駅

ちなみに熱海で今回宿泊した旅館は、「熱海温泉旅館ホテル貫一」です。

熱海七湯めぐりの各湯の中心部分に位置していたのでアクセスがとても良く、熱海七湯めぐりをするのにおすすめのホテルですよ。

熱海温泉旅館ホテル貫一の宿泊記ブログはこちらになります。

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ひとつひとつの湯の規模は小さいですが、熱海の歴史にまつわる話を知りながら7つの源泉をめぐるのはクエストのようでとても楽しかったです。

みなさんも伊豆・熱海エリアに行く際は、ぜひ熱海七湯めぐりに出かけてみてくださいね。

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