富士山のふもとにある「鳴沢氷穴」は、国の天然記念物にも指定されている人気の観光スポットです。
青木ヶ原樹海の中に広がる溶岩洞窟で、夏でもひんやりとした空気を感じられることから、富士五湖エリアを訪れる観光客に親しまれています。
この記事では、鳴沢氷穴の見どころや所要時間、アクセス方法などを実際に訪れた体験を交えながら紹介します。
鳴沢氷穴とは?

鳴沢氷穴(なるさわひょうけつ)は、富士山の噴火によって生まれた溶岩洞窟です。
青木ヶ原樹海の東側に位置し、全長約153mの洞窟内では一年を通して低温が保たれています。
国の天然記念物にも指定されており、富士山の自然や火山活動の歴史を体感できる貴重なスポットです。
富士山の噴火でできた天然記念物
鳴沢氷穴は、西暦864年から866年にかけて発生した「貞観噴火(じょうがんふんか)」によって流れ出た溶岩によって形成された洞窟です。
長い年月をかけて自然が作り上げた溶岩洞窟で、現在は富士山の火山活動を伝える貴重な地形として保護されています。
洞窟内を歩きながら、富士山の壮大な自然の力を感じることができます。
国の天然記念物に指定されている洞窟
鳴沢氷穴は1929年(昭和4年)に国の天然記念物に指定されました。
青木ヶ原樹海に点在する溶岩洞窟の中でも特に保存状態が良く、学術的な価値も高いとされています。
また、富士箱根伊豆国立公園の一部にも含まれており、多くの観光客が訪れる富士山麓を代表する観光スポットのひとつです。
鳴沢氷穴の特徴
鳴沢氷穴の最大の特徴は、年間を通して洞窟内の気温が約3℃前後に保たれていることです。
そのため、かつては天然の冷蔵庫として利用され、蚕の卵や種子の保存にも使われていました。
また洞窟内には、
- 氷柱
- 溶岩棚
- 溶岩が流れた跡
- 竪穴状の通路
など見どころが点在しています。
洞窟内は天井が低く急な階段もあるため、まるで探検気分を味わえるのも魅力です。
富士山の自然が生み出した神秘的な空間を体験できるスポットとして人気を集めています。
鳴沢氷穴の基本情報
鳴沢氷穴を訪れる前に、営業時間や料金、アクセス方法などの基本情報を確認しておきましょう。
富岳風穴とセットで観光する人も多いため、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 山梨県南都留郡鳴沢村8533 |
| 営業時間 | 9:00~16:30(最終入洞 16:10頃)※季節により変動あり |
| 入洞料金 | 大人(中学生以上)350円、小人(小学生)200円 |
| 駐車場 | 無料駐車場あり(約100台) |
| 定休日 | 年中無休 |
| アクセス | 中央自動車道「河口湖IC」から車で約20分 |
鳴沢氷穴は青木ヶ原樹海の中にあり、富岳風穴とは車で約3分ほどの距離にあります。
そのため、鳴沢氷穴と富岳風穴をセットで観光するのが定番コースです。富士五湖エリアや朝霧高原を巡るドライブの途中に立ち寄るのもおすすめですよ。
鳴沢氷穴の見どころ
鳴沢氷穴の内部には、富士山の噴火が生み出した神秘的な景観が広がっています。
洞窟内は一年を通して低温が保たれており、氷柱や溶岩洞窟ならではの地形を見ることができます。
観光しながら富士山の自然の力を感じられるのが魅力です。
地下に広がる神秘的な氷の世界
鳴沢氷穴の最大の見どころは、地下に広がる幻想的な空間です。
洞窟内は年間を通して気温が低く保たれており、夏でもひんやりとした空気が漂っています。
鳴沢氷穴の入り口です。階段が整備されています。

「氷穴」という名前から洞窟全体が氷に覆われているイメージを持っていましたが、実際には洞窟の一部に氷が残っているという印象でした。
それでも、富士山の自然が作り出した神秘的な景色は一見の価値があります。
竪穴型の溶岩洞窟
鳴沢氷穴は、縦方向に広がる「竪穴型」の溶岩洞窟として知られています。
洞窟内には急な階段や狭い通路もあり、まるで探検をしているような気分を味わえます。

途中には「地獄穴」と呼ばれる深い縦穴もあり、洞窟の神秘的な雰囲気をさらに感じることができました。
伝説によると、江の島の洞穴まで続いているとかいないとか・・・。
看板には、一度足場を失ったら二度と帰ることができない危険な穴で、どこまで続いているかわからないと書いてありました。
天井から垂れ下がる氷柱
洞窟内には天然の氷柱を見ることができます。
冬から春にかけては特に見応えがあり、透明な氷が洞窟内に幻想的な雰囲気を作り出しています。

富士山麓ならではの自然現象を間近で観察できる貴重なスポットです。
また、ライトアップされている氷柱もありました。

暗闇の中の幻想的な光景でした。
天然冷蔵庫として使われていた歴史
鳴沢氷穴は、かつて天然の冷蔵庫として利用されていました。
内部の低温環境を活かし、蚕の卵や種子などを保存していたそうです。
現在でも当時の利用方法を紹介する展示があり、観光だけでなく歴史も学ぶことができます。
実際に鳴沢氷穴を観光してみた
実際に鳴沢氷穴を歩いてみると、写真で見る以上に迫力がありました。
洞窟内は想像以上に涼しく、富士山の自然を体感できる貴重なスポットでした。
驚くほど涼しかった
訪れたのは暖かい時期(4月)でしたが、洞窟内に入ると一気に気温が下がりました。
鳴沢氷穴は夏でも気温が低く保たれていることで知られています。
平均気温は3度!
外との温度差がかなりあるため、夏でも羽織りがあると安心です。
暑い日の観光途中に立ち寄ると、とても快適に過ごせると思います。
想像以上に洞窟探検気分を味わえた
鳴沢氷穴は単なる観光洞窟というより、探検気分を味わえるスポットでした。
急な階段や溶岩洞窟ならではの地形が続き、ワクワクしながら見学できます。
富士山の噴火が作り出した自然の力を間近で感じられるのも魅力でした。
足元は滑りやすいので注意が必要だった
実際に歩いてみて一番感じたのは、足元がかなり滑りやすいことです。
洞窟内は濡れている場所も多く、階段も急なため注意が必要でした。

また、天井が低い場所もあり、同行者が頭をぶつけてしまう場面もありました。
荷物が多い場合は入口付近にあるコインロッカーを利用するのがおすすめです。
観光の際は、
- スニーカーなど歩きやすい靴
- 両手が空くバッグ
- 羽織り
を準備しておくと安心ですよ。
鳴沢氷穴の所要時間
鳴沢氷穴は比較的コンパクトな観光スポットのため、短時間でも楽しむことができます。
観光にかかる時間
鳴沢氷穴の見学時間は約15〜20分ほどです。
写真撮影をしながらゆっくり見学しても30分程度あれば十分楽しめます。
富岳風穴とセット観光がおすすめ
鳴沢氷穴の近くには、同じく天然記念物の「富岳風穴」があります。
どちらも人気の観光スポットなので、セットで訪れるのがおすすめです。
両方見学しても1〜2時間ほどで回ることができます。
鳴沢氷穴へのアクセス
鳴沢氷穴は河口湖や富士五湖エリアからアクセスしやすい場所にあります。
車でのアクセス
中央自動車道「河口湖IC」から車で約20分です。
富士五湖観光や朝霧高原ドライブとあわせて立ち寄る人も多くいます。
駐車場情報
鳴沢氷穴には無料駐車場が完備されています。
駐車台数も比較的多く、観光シーズン以外は比較的利用しやすい印象でした。
公共交通機関でのアクセス
富士急行線「河口湖駅」から富士急バスを利用し、「鳴沢氷穴」バス停で下車するとアクセスできます。
車がなくても訪れることは可能ですが、富岳風穴や周辺観光スポットを巡る場合は車の方が圧倒的に便利です。
鳴沢氷穴周辺の観光スポット
鳴沢氷穴の周辺には、富士山の自然や絶景を楽しめる観光スポットが点在しています。あわせて立ち寄ることで、富士五湖エリアの魅力をより満喫できます。
富岳風穴
鳴沢氷穴から車で約3分の場所にある天然記念物の溶岩洞窟です。

鳴沢氷穴と並ぶ人気スポットで、かつては蚕の卵や種子を保存する天然冷蔵庫として利用されていました。
洞窟の構造や見どころが異なるため、セットで観光するのがおすすめです。
河口湖
富士五湖を代表する人気観光地です。

湖畔から眺める富士山の絶景をはじめ、グルメやカフェ巡り、神社巡りなど楽しみ方も豊富です。
鳴沢氷穴から車で約20分ほどなので、あわせて観光する人も多くいます。
忍野八海
富士山の伏流水が湧き出る人気観光スポットです。

透明度の高い湧水池や富士山の景色を楽しめるため、鳴沢氷穴とあわせて訪れるのもおすすめです。
西湖
西湖は河口湖の西側に位置する静かな湖です。

西湖いやしの里根場やキャンプ場などがあり、自然を満喫したい方におすすめのスポットです。
鳴沢氷穴からもアクセスしやすく、ドライブコースとしても人気があります。
富士五湖周辺エリア
富士五湖エリアには、河口湖や西湖、本栖湖、忍野八海など見どころがたくさんあります。
観光スポットやグルメ情報をまとめているので、富士五湖観光の計画を立てる際にぜひ参考にしてください。
鳴沢氷穴に関するよくある質問
鳴沢氷穴を訪れる前によくある質問をまとめました。
鳴沢氷穴は怖いですか?
洞窟内は暗く急な階段もあるため、人によっては少し怖く感じるかもしれません。
ただし見学ルートは整備されており、観光施設として安全に見学できます。
高所や狭い場所が苦手な方は注意しながら進みましょう。
所要時間はどれくらいですか?
見学時間の目安は約15〜20分です。
写真撮影をしながらゆっくり見学しても30分程度あれば十分楽しめます。
夏でも寒いですか?
洞窟内は年間を通して気温が低く保たれています。
夏でもひんやりとした空気を感じられるため、暑い日の観光にもおすすめです。
冷えが気になる方は薄手の羽織りを持参すると安心です。
富岳風穴との違いは?
鳴沢氷穴は竪穴型の洞窟で、急な階段や地獄穴など探検気分を味わえるのが特徴です。
一方の富岳風穴は横穴型で比較的歩きやすく、天然冷蔵庫として利用されていた歴史を学ぶことができます。
どちらも魅力が異なるため、セットで観光するのがおすすめです。
まとめ
鳴沢氷穴は、富士山の噴火によって生まれた神秘的な溶岩洞窟です。
国の天然記念物にも指定されており、氷柱や地獄穴など見どころが豊富で、まるで探検をしているような気分を味わえます。
富岳風穴や河口湖、西湖など周辺観光スポットとあわせて訪れることで、富士山麓の自然をより満喫できます。
富士五湖エリアを観光する際は、ぜひ鳴沢氷穴にも立ち寄ってみてくださいね。