神奈川県横浜市の山下公園に停泊している船「日本郵船氷川丸」。
実際に見学できる船だと知らなかった方も多いのではないでしょうか？
本記事では日本郵船氷川丸の見学について料金やアクセス方法、見どころ、所要時間などスポット情報を紹介します。
日本郵船氷川丸とは？
神奈川県横浜市の山下公園にある「日本郵船氷川丸」の概要や歴史について簡単に紹介します。
氷川丸は日本郵船が1930年に建造した当時最新鋭の貨客船で、日本とシアトルを結んでいました。
戦争中は海軍の特設病院船として機能し、戦後1953年にふたたび貨客船としてシアトル航路に戻りました。
山下公園前に保存されたのは1961年のことで、2008年に日本郵船氷川丸としてリニューアルオープンしました。
日本郵船氷川丸は「戦前に日本で建造された現存する唯一の貨客船」として2016年に重要文化財に指定されています。
日本郵船氷川丸の観光基本情報
日本郵船氷川丸のチケット料金や営業時間、アクセス方法など観光基本情報をまとめて紹介します。
日本郵船氷川丸のチケット料金(入館料)
日本郵船氷川丸の2024年最新入館料金は以下の通りになります。
- 一般：300円
- シニア(65歳以上)：200円
- 中高生：100円
- 小学生100円
※障がい者を対象とした手帳及び特定疾患医療受給証をご呈示の方は介護者1名を含め無料です。
一般以外の入館の際は学生証など年齢がわかるものを提示してください。
また、以下の施設と合わせて行く際はお得な相互割引があります。
- 横浜ランドマークタワー69階展望フロア・スカイガーデン
- 横浜人形の家
日本郵船氷川丸の開館時間・休館日
日本郵船氷川丸の開館時間や休館日は以下の通りです。
- 開館時間：10時～17時
- 休館日：月曜日
最終入館は16時30分までなので注意してください。
基本的に月曜日が休館日ですが、月曜日が祝日の場合は開館し翌平日が休館日になります。
また月曜日の他にも月によって休館日があります。不定期なのでこちらの日本郵船氷川丸の公式サイトの休館日のお知らせにて事前にご確認をよろしくお願いします。
日本郵船氷川丸へのアクセス方法
日本郵政氷川丸へのアクセス方法は以下の通りになります。
- みなとみらい線「元町中華街駅」4番出口から徒歩3分
- JR根岸線「石川町駅」から徒歩15分
- JR根岸線「桜木町駅」から1～3番バス乗り場26系統「山下公園前」下車徒歩すぐ
お車の場合は首都高速新山下から約5分ですが、駐車場はないので近隣の有料駐車場を利用してください。
日本郵船氷川丸の見どころと所要時間
いままで山下公園を訪れるたびに「この船はなんだろう？」と思っていて、実際に内部を見学できることを知りませんでした。
戦前の客船で重要文化財だということを知り、実際に見学してみることにしました。
当時のまま残されているものもあり学びになるのはもちろん、昭和レトロな空間で写真撮影などを楽しむこともできます。
日本郵船氷川丸を見て周る所要時間は1時間みておくと良いでしょう。
客船エリア
まず最初に入館料金を支払い、順序に沿って客船エリアを見学していきます。
一等食堂
一等食堂はとても広々としているメインダイニングで、アールデコの装飾や中央の天井が高くなっているのが特徴的です。
秩父宮両陛下が乗船した際の特別ディナーのメニューなども紹介されてういました。
客室
多くの乗客が利用した客室内の様子も見ることができます。
豪華なお部屋もあり、戦前でこんなにも快適性があったのかと驚きました。
一等特別室
一等特別室は、豪華な装飾が素敵で竣工当時の姿がそのまま残っています。
屋外デッキ
日本郵船氷川丸の屋外デッキからはみなとみらいの景色を一望することができます。
オープンデッキは土日祝日に開放されます。
船員エリアを見学
進路案内通りに進むと船員エリア(乗組員エリア)になります。
操舵室(船の総司令室)
運転士が船を操縦した部屋です。
船長室
船長室も見学することができました。
機関室
最後は出口付近にある機関室です。
日本郵船氷川丸の竣工当時、最新鋭だったエンジンがそのまま保存されているため、貴重な産業遺産になっています。
日本郵船氷川丸まとめ
山下公園にある海に浮かぶ産業遺産「日本郵船氷川丸」の観光スポット情報や見どころレポを紹介しました。
日本郵船氷川丸は1930年にシアトル航路用に建造された貨客船で、戦前の客船がどのようなものであったか造船技術を知ることができます。
展示パネルも工夫されていて予備知識なしでも十分楽しめました。山下公園に行く際はぜひ足を運んでみてくださいね。
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