マレーシアの古都マラッカにあるファモサ要塞跡(サンチャゴ砦)。
ポルトガル占領時代に建造されたファモサ要塞跡は観光スポットとして整備されています。
本記事はファモサ要塞跡の見どころやオランダ広場からの行き方を紹介します!
ファモサ要塞跡とは?
マラッカのファモサ要塞跡(A Famosa)は、1511年ポルトガル占領時代に建造されました。
ファモサ要塞跡は別名サンチャゴ砦(Porta de Santiago)とも呼ばれています。
要塞跡や砦という名前からわかるように、この地はセントポール教会があるセントポールの丘を取り囲む城塞の一部でした。
かつてファモサ要塞の外側はすぐ海だったため、外敵からこの地を守るために建てられたという歴史があります。
現在のファモサ要塞跡の位置を考えると、海から結構離れているように感じますが、海からファモサ要塞跡までの土地はすべて埋立地だそうです。
- 名称:A FamosaもしくはPorta de Santiago
- 所在地:Jln Parameswara, Banda Hilir, 78000 Alor Gajah, Melaka, マレーシア
- 営業時間:24時間
- 入場料金:無料
ファモサ要塞跡 現地見学レポ
実際にマラッカ観光でファモサ要塞跡を見学しました!
私たちも多くの観光客と同様に、オランダ広場からセントポールヒルを経由してファモサ要塞跡を見学しました。
ファモサ要塞跡の見どころ
実際にファモサ要塞跡を見学した時の写真とともに見どころを紹介します♪
ポルトガル占領時代の後のオランダ統治時代には、オランダ東インド会社がこのファモサ要塞を利用しました。
続くイギリス占領時代に要塞としての機能が必要なくなったためファモサ要塞は破壊されるはこびとなりましたが、ラッフルズ卿の進言によって現存するファモサ要塞のみ残されることになりました。
現在のファモサ要塞跡からは想像つきませんが、かつて周囲には石壁の城壁があり監視塔もあったとのこと。
ファモサ要塞は城内に入場するための門であり、現存する唯一のゲートになっています。
ポルトガル大航海時代の面影を感じるファモサ要塞跡ですが、内部は廃墟のようになっていました!
内部は広くなく、とくに説明書きなどの案内板もありませんでした。
外壁をよく見ると、騎士のレリーフや船が彫られているので、目を凝らしてみてくださいね。
ファモサ要塞の周辺には大砲がいくつか展示されていました。
この大砲はこの地で作られたものではなく、1700年代にオランダで作られた現物だそうです!
ファモサ要塞跡の入場料
ファモサ要塞跡の入場料金は無料です。
ファモサ要塞跡やセントポール教会の跡地一帯は、ひとつの公園のように遊歩道が整備されていて自由に散策することができます。
ファモサ要塞跡の周辺スポット
ファモサ要塞跡にはいくつかのスポットがあったので、興味のある方は合わせて周ってみると面白いでしょう。
マラッカの文化や歴史がわかる博物館「マラッカスルタンパレス(Melaka Sultanate Palace Museum)」、独立記念館、マラッカメガモール(Dataran Pahlawan Melaka Megamall)がありました。
ファモサ要塞跡の観光所要時間
ファモサ要塞跡の観光所要時間は約15分です。
セントポール教会の見学やオランダ広場からの移動時間も含めて、1時間半ほどあれば十分周ることができます。
- 関連記事:オランダ広場の観光スポット情報まとめ
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アクセス|ファモサ要塞跡への行き方を紹介
ファモサ要塞跡へのアクセスは、セントポールヒルから行くのが分かりやすいです。
セントポール教会のあるセントポールヒルから階段の遊歩道が整備されています。
下った先にファモサ要塞跡があります。
セントポール教会の裏手に整備された階段があり、案内板もあるのでわかりやすかったです。
※オランダ広場から直接トライショーで訪問することもできますが、ファモサ要塞跡からセントポール教会に行くには歩く必要があります。
ファモサ要塞跡(サンチャゴ砦)の地図▽
まとめ
マラッカにあるポルトガル大航海時代の要塞「ファモサ要塞(サンチャゴ砦)」の見どころやアクセス、観光所要時間を紹介しました。
ファモサ要塞はマラッカが列強諸国に支配された歴史と深く関係があり、東南アジアで現存するヨーロッパ建築としてはとても古いものです。
セントポールヒルにあるセントポール教会と合わせてぜひ足を運んでみてくださいね。
【参考資料】
ファモサ要塞跡 A’ Famosa 別名 サンチャゴ砦 Porta de Santiago (melakajp.com)