京都市東山区には今回紹介する「耳塚」をはじめとして豊臣秀吉公と関わりがある史跡が多く残っています。
耳塚は朝鮮半島侵攻(文禄・慶長の役)の際に朝鮮軍の耳や鼻をそぎ日本に持ち帰り供養された場所です。
本記事では京都市東山区にある耳塚の場所やアクセス、周辺情報をまとめて紹介します。
【京都】耳塚(鼻塚)とは?
京都東山区にある耳塚は豊臣秀吉が朝鮮半島に出兵した際の史跡です。
鼻塚ともいわれています。
朝鮮出兵の際(文禄・慶長の役/1592~1598)、戦功のあかしである首級の代わりに朝鮮軍の耳や鼻をそぎ、塩漬けにしたものを秀吉のもとに送っていたそうです。
秀吉が耳塚を築いたのは1597年のことで、400人もの僧侶を呼び供養の儀がもたれたといいます。
少し進んだところに豊国神社の門があり、周囲は住宅街エリアになっていて静かな場所という印象を受けました。
柵があるので中にはいって見学することはできないので、外観のみ見学しました。
耳塚は古墳のように整備されていて、塚の頂上部分には五輪の石塔がありました。
柵の近くには案内板が立っていました。
耳塚は「方広寺石塁および石塔」の史跡群の一部として文化財に指定されているようです。
私が訪問した際は誰もいませんでしたが、クチコミによると近年は韓国からの団体観光ツアー客がよく来ているとのことです。
耳塚の隣には耳塚公園という遊具のある公園がありました。
耳塚の場所とアクセス方法
耳塚は京都市東山区の正面通りに位置しています。
最寄り駅は七条駅もしくは清水五条駅です。
周囲には京都国立博物館や三十三間堂があり、徒歩でアクセスすることができます。
耳塚の地図はこちら。
耳塚の周辺スポット
続いて耳塚の周辺スポットを紹介します。耳塚のみの見学だと所要時間10分ほどなので周辺スポットとあわせて周るのがおすすめです。
今回紹介するスポットの他にも三十三間堂や京都国立博物館など徒歩圏内のスポットがたくさんあるので、1日かけて周るのも良いでしょう。
豊国神社
耳塚から100メートルほど進んだところに豊臣秀吉公が祀られている「豊国神社」があります。
豊国神社境内にある桃山時代の唐門は国宝に指定されています。
境内にある社務所では刀剣御朱印などの御朱印をいただくことができました。
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方広寺
方広寺は豊国神社に隣接している天台宗のお寺です。
豊臣秀吉公が造営した大仏殿跡と大坂冬の陣のきっかけとなった梵鐘が残っています。
甘春堂京都東店
女性の方やファミリーにおすすめなのが、和菓子作り体験ができる甘春堂です。
耳塚の目の前にあるお店で、練り切りなどの季節の和菓子を職人さんと一緒に楽しく作る体験ができます。
まとめ
京都東山区にある耳塚(鼻塚)の場所やアクセス方法、周辺スポット情報を紹介しました。
耳塚は豊臣秀吉の命で建てられた供養塔で、周辺には豊国神社や方広寺など豊臣秀吉ゆかりのスポットがあるのであわせて巡るのがおすすめです。
京都へ行く際はぜひ足を延ばしてみてください。