アシャキリンモスク(Masjid As-Syakirin)は、KLCCパーク内にあるモスクです。
2023年11月現在、大規模な工事中であるため、アンパン通りなどから回り道してアクセスする必要があります。
ツインタワーからアシャキリンモスクまでは、徒歩7〜10分で到着します。
アシャキリンモスクの詳しい行き方や見どころを写真付きで紹介します。
KLCCパーク内にあるアシャキリンモスクとは
アシャキリンモスクとは、KLCCパーク内にあるモスクです。
創建は1996年。
2009年に大規模補修が行われ、その際屋外に新たな祈祷エリアが設けられました。
当初は、ツインタワーで働くペトロナス社のスタッフが利用する目的で建立されたとのことです。※1
現在では、ツインタワーのみならず、近隣ビルの労働者や住民からもお祈りの場所として親しまれています。
アシャキリンモスクはマレー語や英語で何という?
アシャキリンモスクはマレー語では、”Masjid As-Syakirin”と呼ばれます。
英語では、”As Syakirin Mosque”と言います。
アシャキリンモスクの入場料・営業時間
アシャキリンモスクの入場料は無料です。
Googleの情報によると、アシャキリンモスクの営業時間は5:00〜22:00となっています。
しかし、イスラム教の礼拝場所であるため、金曜日は見学できない可能性が考えられます。
そのため、基本的には金曜日を避けて見学しに行くのがおすすめです。
また、金曜日以外でも礼拝の時間帯は見学を許可されない事態が想定されますのでご注意ください。
ちなみに、私は木曜日の16:30頃に訪問しましたが、問題なく見学させてもらえました。
見学時間にお悩みの方は、よかったら参考にしてみてください。
【参考記事】
※1 Islamic Tourism Centre of Malaysia – MASJID ASY-SYAKIRIN
アシャキリンモスクのアクセス・行き方
アシャキリンモスクの所在地および住所は以下です。
アシャキリンモスクはKLCCパークに隣接しているため、公園内を歩いて移動できるように見えます。
ですが、2023年11月時点では工事中であるため、KLCCパークの内部を通ってアシャキリンモスクに向かうことはできません。
徒歩や自動車で向かう場合、アンパン通りやPersiaran KLCC駅前の道路からアクセスする必要があります。
とはいえ、ペトロナスツインタワーから徒歩で7〜10分と近いため、Googleマップなどの道案内を利用すれば簡単に到着できるでしょう。
別のエリアからアシャキリンモスクに向かう場合は、Grab(配車アプリ)や電車での移動が便利です。
ベルトラのオプショナルツアーでは、アシャキリンモスクに加えて、朝市のインビ・マーケットやマレーシアの名産であるバティック工場、ブキッ・ビンタン通りなどを一度にまとめて楽しめます。
ホテルまでの送迎もついているため、付近に住んでいない方でも電車やGrabでの移動を自力で手配する必要がありません。
また、伝統的なマレー料理も昼食としてついているため一石二鳥です。
アシャキリンモスクまで簡単にアクセスしたい方や、クアラルンプールを最大限楽しみたい方には特におすすめなのでチェックしてみてください。
アシャキリンモスク見学にあたっての注意点
アシャキリンモスクを見学する場合、他のモスクと同様に肌(女性の場合は肌と髪)を露出している方は、入口の受付にてローブをレンタル(無料)する必要があります。
ただし、基本的には地元の人向けのモスクであるからか、私が訪れた際には2人分のローブしか用意されていませんでした。
そのため、他に見学客がいる場合にはレンタルできるローブがなくて、待たされる可能性があります。
もしかしたら、他の場所に用意されているかもしれませんが、念のためご注意ください。
ローブは鮮やかな水色に近いグリーンでモスクの雰囲気に合います。女性は私のようにフードで髪の毛も隠します。
また、私が訪れた際には礼拝堂の内部に入ることを許可されませんでした。
ただし、他の体験記を見ると入場している方もいます。
そのため、入れない可能性が高いけど、運が良ければ中を見せてもらえるという認識が良いでしょう。
アシャキリンモスクの見どころ【見学レポ】
まずは外観から。
KLCC公園側からの方が、UFOのような形をした特徴的な外観を眺めることができます。
私が訪れた時期(2023年10月)は工事中でしたので、KLCC公園側からはこれ以上近づくことができませんでした。
アシャキリンモスクの内部を見学する場合には、前述のとおりアンパン通りやPersiaran KLCC駅前の道路を通って、大回りで入口に向かう必要があります(2023年10月時点)。
以下の写真は、入口前にある道路から撮影したアシャキリンモスクの外観です。
こちら側からは、ペトロナスツインタワーやKLタワーを背景にしたアシャキリンモスクを見られます。
最初は迷いましたが、階段の部分が入口となっています。
靴を脱いで入場し、階段を登った先にカウンターがありますので、そこでローブをレンタルします。
ローブをレンタルすることで、2階にある回廊や広場、礼拝堂を見学できます。
礼拝堂の内部は入ることができなかったものの、入口から写真を撮影することは許可されました。
観光スポットとなっているピンクモスクやブルーモスクと比べると、地元民による祈りの場所としての印象を強く感じました。
回廊もシンプルながら、純白の大理石やイスラム調の装飾などを楽しめます。
葉っぱの形をしたガラスが天井に敷き詰められた広場も見どころの1つです。
ピカピカの床に天井のガラスから光が差し込んでいる光景は神秘的です。
葉っぱの形をしたガラスからは、特徴的な外観をしたドームとペトロナスツインタワーを同時に眺めることができます。
また、広場から外に出ると、ペトロナスツインタワーとモスクが一体になったフォトジェニックな写真を撮れます。
個人的にはこの写真を撮れただけでも満足です。
見てのとおり、こぢんまりとしているモスクです。
ですが、葉っぱの形をしたステンドグラスやUFOのようなドーム、ペトロナスツインタワーを眺められるスポットなどの見どころがたくさんあり、見学しに行って良かったと思います。
アシャキリンモスクの見学情報まとめ
ドームが特徴的なアシャキリンモスクでは、他の観光地化されたモスクと比べて、より地元の人たちによる祈りの場所としての印象を強く受けました。
観光客がいない分、静寂が漂っていて落ち着くモスクです。
KLCCパークやペトロナスツインタワーからも歩いて訪れることができるので、ぜひ合間を見つけて訪れてみてください。