スリ・マハ・マリアマン寺院は、1873年にサミ・ピライ氏によって創建されたヒンドゥー寺院です。極彩色のゴープラム(門塔)が見どころであり、パサール・スニ駅から徒歩3〜5分の場所にあります。スリ・マハ・マリアマン寺院のアクセスや見学方法、見どころについて、実際に訪れた際の体験をもとに解説します。
スリ・マハ・マリアマン寺院について
スリ・マハ・マリアマン寺院は、1873年にサミ・ピライ氏によって創建されたヒンドゥー寺院です。
創建当初は設立者一族のプライベートな寺院として活用されていましたが、1920年代後半から一般に解放され、イギリスが統治していた時代にやってきたインド人を中心に、多くの信徒から信仰を集めてきました。
また、元々スリ・マハ・マリアマン寺院はクアラルンプール駅の付近にあり、1885年に現在の場所に移転されました。
現在の建物自体は1968年に建て直されたものであり、シンボルマークとなっている入口にそびえるゴープラム(門塔)は1972年に完成された比較的新しいものとなっています。
現在ではクアラルンプール市内最大級かつ最古のヒンドゥー寺院として、奇祭「タイプーサム」の拠点として活用されるなど、根強い信仰を集めています。
スリ・マハ・マリアマン寺院の見学方法
スリ・マハ・マリアマン寺院の見学を行う際に役立つ情報を紹介します。
アクセス方法
LRTアンパン線・クラナジャヤ線のPasar Seni(パサール・スニ)駅から徒歩3〜5分の場所にあります。
スリ・マハ・マリアマン寺院の所在地の地図はこちら。
たとえばベルトラのオプショナルツアーでは、スリ・マハ・マリアマン寺院に加えて、国立モスク(マスジット・ネガラ)やムルデカ広場などの有名観光スポットも一度にまとめて巡ることができます。
ホテルまでの送迎(帰りも含む)や観光スポット間の移動はツアーに含まれています。
クアラルンプールは交通がやや不便な上に、観光スポット間の距離も離れているため、送迎が含まれているのは非常に便利です。
見学料金
入場時に靴を預ける必要があり、その料金として0.2RM(約6.5円)かかります。
料金としては安いものの、これが実質的に入場(見学)の料金となります。
見学可能な時間帯
曜日によって異なりますが、概ね6:00〜12:00、16:00〜21:00の間であれば見学可能です。
ただし、お祈りのタイミングや宗教行事と重なった場合、上記の時間帯でも見学できないことが想定されます。
したがって、かならず最新の情報をご自身で調べたり、スケジュールに余裕を持って訪問したりするのがおすすめです。
入場・見学の方法
前述のとおり、入口のカウンターで靴を預けた上で入場する必要があります。
他に参拝ルールはないですが、ヒンドゥー教の寺院ですので静かに見学することを心がけましょう。
スリ・マハ・マリアマン寺院の見どころ
スリ・マハ・マリアマン寺院の最大の見どころは極彩色のゴープラム(門塔)です。
22mという高さを誇るゴープラムは圧巻の一言。
ガネーシャやシヴァなどの神様が装飾されており、細部まで見応えがあります。
続いて内部にある祈祷室です。
床から天井に至るまで、極彩色の装飾が散りばめられています。
中心部には、女神マリアマンの本尊が祭られていました。
柱や扉の装飾も豪華です。
外の回廊には、ガネーシャをはじめとした神々の彫刻が多々あり、こちらも見応えがあります。
背後にはムルデカタワーも見えており、フォトスポットとしても最適です。
こぢんまりとしているものの、極彩色の装飾や神々の彫刻は、イスラムのモスクやキリストの教会とは違った良さがありました。
スリ・マハ・マリアマン寺院のまとめ
KL市内で最大級のヒンドゥー寺院であるスリ・マハ・マリアマン寺院は、極彩色のゴープラムや祭壇などの見どころが盛りだくさんです。
クアラルンプールというとモスクやショッピングが注目されがちですが、実際に訪れてみると違った良さがありました。
少ない時間で見て回れる上に比較的アクセスしやすいため、クアラルンプール観光のプランに含めてみてはいかがでしょうか?