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ムルデカ広場へのアクセスと周辺の観光スポット4選

ムルデカスクエア

ムルデカ広場は、1957年にマレーシアがイギリスからの独立を宣言した広場です。100mに及ぶフラッグポールに掲げられた国旗や広大な芝生が見所です。周辺には、スルタン・アブドゥル・サマド・ビルやマスジット・ジャメなどの観光スポットがあります。ムルデカ広場へのアクセスも解説します。

ムルデカ広場(ムルデカ・スクエア)とは

ムルデカ広場

ムルデカ広場(ムルデカ・スクエア)は、1957年8月31日にマレーシアがイギリスからの独立を宣言した広場です。
“ムルデカ(Merdeka)”はマレー語で「独立」を表します。

イギリスが統治していた時代にはクリケット競技場として使用されていたこともあり、芝生が敷き詰められた広場は想像以上に広いです。
また、約100メートル(世界一の高さと言われています)のフラッグポールも目を引きます。
フラッグポールにはマレーシア国旗が掲げられており、芝生と国旗のコントラストが写真映えします。

ムルデカ広場(ムルデカ・スクエア)へのアクセス

ムルデカ広場は、LRTアンパン線・クラナ・ジャヤ線のマスジット・ジャメ(Masjid Jamek)駅から徒歩約10分の場所にあります。
所在地の地図はこちらです。

徒歩10分とやや遠いですが、周辺には後述するマスジット・ジャメなどの観光スポットがたくさんあります。
そのため、他の観光スポットと合わせて、歩きながら見て回るのがおすすめです。

ムルデカ広場単体で観光したい場合には、マスジット・ジャメ駅からGrab(配車タクシー)を利用するのも良いでしょう。

ムルデカ広場(ムルデカ・スクエア)周辺の歴史的な建築

ムルデカ広場周辺には、美しいコロニアル様式の建築物が立ち並んでおり、散策しながらの鑑賞が観光客から人気を集めています。
この章では、ムルデカ・スクエア周辺にある歴史的な建築物を代表して4つ紹介します。

スルタン・アブドゥル・サマド・ビル

スルタン・アブドゥル・サマド・ビル

道を挟んでムルデカ広場の正面にあるスルタン・アブドゥル・サマド・ビル(旧連邦事務局ビル)は、ムルデカ広場を象徴する建物です。
1890年代にイギリス人建築家ノーマンによって設計された建物であり、イギリス統治時代には連邦事務局として行政の中心を担っていました。

外観における最大の特徴は、イスラム建築をベースに、西洋のヴィクトリア様式やアラブのムーア様式が融合した造りとなっていることです。
中央の時計塔は中世ヨーロッパを想起させる造りとなっている一方で、左右にそびえ立つ銅製のドームはモスクのような雰囲気を醸し出しており、他にはない建築物となっています。

今ではマレーシアの最高裁判所として活用されているため、内部の見学はできません。
夜にはライトアップされるため、昼間とは違った姿を楽しめるでしょう。

ちなみに、ムルデカ広場の反対側(裏側)から入ると、美しく整備された庭園があります。

スルタン・アブドゥル・サマド・ビルの庭園

イスラムと西洋の意匠が融合した中庭(下記写真)では、美術品のような美しさの建物を眺めながらのんびりすることもできます。

マスジッド・ジャメ

マスジット・ジャメ

マスジット・ジャメは、クアラルンプール(マレー語で「泥が合流する地点」)という地名の由来にもなったゴンバック側とクラン川が合流する地点に位置するモスクです。
1909年にイギリス人の建築家ハボックが設計したマスジット・ジャメは、クアラルンプール最古のモスクとして有名です。

最大の特徴は、「イスラムのムーア様式」と「インドのムガール様式」が融合した外観。
白い玉ねぎ状のドームと赤褐色のレンガ壁など、美術品のような美しい外観は必見です。
モスク内部も見て回りたいならば、マスジット・ジャメ駅から徒歩1〜2分の場所にあるトゥン・ペラック通りに面した入口から入場しましょう。

川の合流地点と一緒にマスジット・ジャメを鑑賞したい場合には、ムルデカ広場の南東にある橋の上(下記地図の場所)がおすすめです。

ガイドブックに載っているような写真を撮影できます!
リバーオブライフ

【見学可能時間】

土曜日〜木曜日:10:00〜12:30、14:30〜16:00
※かならず最新情報をご確認ください(変更の可能性あり)

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ナショナル・テキスタイル・ミュージアム

ナショナル・テキスタイル・ミュージアム

ナショナル・テキスタイル・ミュージアム(国立繊維博物館)は、ムルデカ広場の南側に位置する建物です。

鉄道事務局として1905年に建てられた建物であり、マスジッド・ジャメのように赤レンガと白い大理石で造られているのが特徴的です。
外観の美しさはさることながら、内部の博物館を見学することもできます。

館内では、マレーシアの伝統的な布製品(服など)が展示されています。
ニョニャ文化やマレーシア先住民の文化などを垣間見ることができるため、歴史や文化に興味がある方におすすめです。

館内の見学は無料である上に、カフェも併設されているため、ムルデカ広場周辺の観光で疲れた際の休憩場所としても良いでしょう。

【見学可能時間】

土曜日〜金曜日:9:00〜18:00
※かならず最新情報をご確認ください(変更の可能性あり)

クアラルンプール・シティギャラリー

クアラルンプール・シティギャラリー

クアラルンプール・シティギャラリーは、ムルデカ広場から南側に歩いてすぐの場所にある博物館です。

こちらも19世紀に建てられた建築物であるため、テーマパークにあるような可愛らしい外観をしています。

政府の印刷局として建てられたこちらの建物は、現在ではマレーシアの伝統的な文化を紹介する展示会場となっています。
また、お土産が売られているギフトショップやカフェとしても観光客から人気を集めています。

ちなみに、建物のすぐ横にある「I ♡ KL」のモニュメントも見所の1つ。

ilovekl

多くの観光客が記念撮影を目的に集まっているので、探さなくてもすぐに見つかるかと思います。

【見学可能時間】

月曜日〜土曜日(祝日休み):11:00~18:00
※かならず最新情報をご確認ください(変更の可能性あり)

ムルデカ広場のまとめ

マレーシアの歴史が始まった場所であるムルデカ広場は、観光では欠かせないスポットです。
また、周囲にはコロニアル様式の歴史的な建造物も数多くあるため、徒歩で散策すると楽しいでしょう。
今回お伝えした情報を参考に、ムルデカ広場およびその周辺の観光プランを考えてもらえると嬉しいです。