東京・上野にある寛永寺は、江戸時代から続く天台宗の由緒ある寺院であり、御朱印めぐりの人気スポットです。公式サイトでも年間を通じて行事情報や御朱印頒布の案内が出されています。
本記事では、寛永寺で頂ける御朱印の種類・授与場所・受付時間・料金、さらには参拝時の注意点やアクセスまで幅広く解説します。
これからお参りを予定されている方にも、御朱印を集めたい方にも役立つ内容です。
寛永寺の御朱印は何種類?
寛永寺の通常御朱印
寛永寺で頂ける基本の御朱印には、寺の正式名称「東叡山寛永寺」や根本中堂のご本尊が薬師瑠璃光如来像であることから瑠璃殿と墨書きされ、徳川家の葵紋の朱印が押されています。
画像引用元:寛永寺公式サイト
寛永寺の期間限定(季節・特別)御朱印
寛永寺では、桜の時期・紅葉の時期・節分・特別法要などの際に、 通常とは異なるデザインの御朱印を頒布することがあります。
今回筆者が頂いたのは、寛永寺創建四百周年記念の限定浮世絵透かし御朱印です。

完全オリジナルの御朱印で、創建四百周年記念の御朱印はもうひとつ異なるデザインがありました。

画像引用元:寛永寺公式サイト
寛永寺の公式サイト上でも、御朱印のお知らせが出されており、定期的に最新情報をチェックすることが推奨されます。
寛永寺の寺院別・塔頭の御朱印一覧
寛永寺の「山内(境内)」には複数の堂・塔頭寺院があります。例えば、根本中堂・清水観音堂・上野大仏(パゴダ)などです。
- 根本中堂の御朱印(基本)
- 開山堂の御朱印3種(両大師御朱印・慈恵大師御朱印・慈眼大師御朱印)
- 清水観音堂の御朱印
- 不忍池弁天堂の御朱印2種(弁才天御朱印・大黒天御朱印)
- 上野大仏御朱印2種(上野合格大仏御朱印・パゴダ薬師堂御朱印)
- 浅間山観音堂御朱印
各所で授与される御朱印の名称や趣も異なり、御朱印めぐりとして「どの堂で頂くか」をプランに入れるのも楽しみ方の一つです。
御朱印は直書き?書き置き?
通常の御朱印は御朱印帳に直書きして頂く形が基本です。
限定御朱印(切絵など)の際には「書き置き(あらかじめ印刷・墨書きされた紙を頂く)」形式が基本です。
寛永寺の御朱印の受付時間・料金(初穂料)
御朱印受付時間の目安
寛永寺の公式サイトでは、山内諸堂の開閉時間変更のお知らせが出されています。
毎月の「行事のお知らせ」にて御朱印の受付時間が告知されます。
時期によって30分前後の変動はありますが、10時~16時の間に行けば問題なくいただけそうです。
※ただし、各堂や季節・行事によって開門・閉門時間が異なるため、訪問前に公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。
御朱印の初穂料(料金)
寛永寺の御朱印の初穂料は、各300円になります。
筆者がいただいた見開きの期間限定御朱印は1,000円でした。
寛永寺で御朱印を頂ける場所
寛永寺で御朱印を頂ける場所のうち、おすすめの場所を3つ紹介します。
東叡山寛永寺は根本中堂を中心として、上野恩賜公園内にいくつもの御堂があり、各所で御朱印をいただけます。
画像引用元:寛永寺公式サイト
根本中堂(本堂)
寛永寺は寛永2年に徳川幕府の安泰や人々の平和を祈願するために天海によって建立されました。
寛永寺の中心となる建物が「根本中堂」です。

根本中堂の左手奥に授与所があり、ここで通常の御朱印がいただけます。(ここでいただけるのは通常御朱印と限定御朱印のみです。)

根本中堂は寛永寺参拝の起点となる場所です。
堂内には天井絵など神聖な空間が広がっており、御朱印を頂く前にしっかりお参りをするのがおすすめです。
清水観音堂
清水観音堂も山内の堂宇の一つで、比較的静かな雰囲気で参拝できるスポットです。
参拝+御朱印めぐりルートとして押さえておきたい場所です。
次に紹介する上野大仏の御朱印もこちらでいただくことができます。
※御朱印の頒布場所は変更する可能性もあるため、事前の確認を推奨します。
上野大仏(パゴダ)
上野公園エリアにある「上野大仏」も寛永寺の関連箇所として人気です。
大仏山という丘の上にあり、階段をのぼる必要があります。

もともとは坐像でしたが、現在は頭部のみになっています。
御朱印にも合格大仏と書かれているように、合格大仏と呼ばれ受験生に人気です。実際に合格祈願の絵馬がたくさんありました!
寛永寺根本中堂からは少し離れていますが、上野恩賜公園なので御朱印めぐりをする際には立ち寄ってみてください。(頒布場所は清水観音堂でした)
寛永寺のアクセスと周辺情報
電車での行き方(最寄駅と徒歩ルート)
寛永寺は東京都台東区・上野公園エリアに位置しています。
最寄り駅としては、 上野駅・京成上野駅 などが便利です。
公園口などから出て徒歩10分程度で境内に到着できるため、電車でのアクセスが非常に優れています。
寛永寺の地図▽
バス・車でのアクセスと駐車場情報
車でのアクセスも可能ですが、上野エリアは交通量・駐車場確保ともに混雑することが多いです。
公共交通機関の利用を強くおすすめします。
駐車場は周辺に有料パーキングがあるので、御朱印をいただきたい場所との距離を考慮して事前に場所を決めておくとよいでしょう。
上野公園と合わせて巡れる観光スポット
寛永寺参拝のついでに、上野公園内の東京国立博物館や上野動物園、桜の名所としても有名な不忍池などを巡るのもおすすめ。
御朱印めぐり+観光という楽しみ方ができます。
また、上野恩賜公園内には御朱印がいただけるスポットが多く点在しているので、散歩しながら御朱印巡りに集中するのもおすすめです。
まとめ
寛永寺は、上野の歴史が色濃く残る由緒ある寺院で、御朱印めぐりにおいても魅力が非常に豊富です。
根本中堂の通常御朱印をはじめ、季節限定や塔頭で頂ける御朱印など、訪れる時期や巡るルートによってさまざまな楽しみ方ができます。
また、山内の各堂は開門時間が異なる場合もあるため、訪問前に公式サイトで最新情報を確認することが大切です。
上野公園の自然や観光スポットとも近く、散策と合わせて気軽に訪れられる寛永寺。
ぜひ自分のペースで、御朱印めぐりの魅力を味わってみてください。

