松島観光で人気のアクティビティのひとつが、松島湾を船で巡る「芭蕉コース」です。
芭蕉コースは、塩釜港と松島を結ぶ遊覧船航路で、日本三景・松島の美しい島々を海の上から楽しむことができます。
私自身、これまでに「塩釜発→松島行き」と「松島発→塩釜行き」の両方に乗船したことがあり、松島湾の絶景を何度も満喫してきました。
実際に利用してみると、電車や車で移動するのとはまったく違う景色を楽しめるのが魅力で、松島観光と塩釜観光をセットで楽しみたい方にもぴったりだと感じました。
この記事では、芭蕉コースの料金や所要時間、実際に乗船した感想、見どころ、塩釜発と松島発どちらがおすすめかまで詳しく紹介していきます。
これから松島遊覧船に乗ろうと思っている方の参考になれば嬉しいです。
まず結論|芭蕉コースはこんな人におすすめ
- 松島湾の絶景をゆっくり楽しみたい人
- 松島観光と塩釜観光をセットで楽しみたい人
- 電車移動ではなく旅情ある移動を楽しみたい人
- 初めて松島を訪れる人
- 写真撮影や遊覧船が好きな人
一方で、「時間を優先したい方」や「移動だけが目的の方」は、JR仙石線を利用した方が早く移動できます。
松島遊覧船「芭蕉コース」とは?
芭蕉コースは、宮城県の塩釜と松島を結ぶ人気の遊覧船コースです。
日本三景・松島の美しい島々を海の上から眺めながら移動できるため、単なる移動手段ではなく観光そのものを楽しめるのが魅力です。
松尾芭蕉が『おくのほそ道』で訪れた松島の景色にちなんで名付けられており、松島湾に浮かぶ数々の島々を間近で見ることができます。
浅瀬を航行するため、大型船では近づけない景色を楽しめるのも特徴です。
芭蕉コースの基本情報
芭蕉コースは、塩釜港と松島海岸を結ぶ片道の遊覧船コースです。
観光しながら移動できるため、塩釜観光と松島観光をセットで楽しみたい方にも人気があります。
運航しているのは丸文松島汽船で、松島湾の代表的な島々や絶景スポットを巡りながら航行します。
特に仁王島や千貫島など、松島を代表する景勝地を海上から眺められるのが魅力です。
料金・所要時間
芭蕉コースの所要時間は約50分です。
船の種類によって多少前後する場合がありますが、松島湾の景色をゆっくり楽しむにはちょうど良い時間でした。
料金は以下の通りです。
| 座席 | 大人 |
|---|---|
| 2等席(1階) | 1,500円 |
| グリーン席(2階) | 2,100円 |
| 1等席(3階) | 2,900円 |
小学生料金や各種割引も用意されています。最新情報は公式サイトをご確認ください。
また、事前予約をすると割引特典が利用できる場合があります。
のちほど、公式運営元の丸文松島汽船が提供している割引プランもご紹介します。
乗船場所
芭蕉コースの乗船場所は、塩釜発がマリンゲート塩釜、松島発は松島海岸になります。
マリンゲート塩釜
塩釜側の乗船場所は、マリンゲート塩釜です。

本塩釜駅から徒歩約10分ほどの場所にあり、遊覧船のチケット売り場やレストラン、お土産ショップなども併設されています。
塩釜発の場合は、マリンゲート塩釜で受付を済ませてから乗船します。塩釜観光とあわせて利用しやすいのも魅力です。
松島海岸
松島側の乗船場所は、松島海岸周辺にある遊覧船乗り場です。

瑞巌寺や五大堂、松島海岸エリアからも近く、松島観光の途中に利用しやすい立地となっています。
松島一周遊覧船なども出ているので、間違えないように注意してください。
私が利用した際も、観光客の方が多く行き交っていて、松島観光の中心エリアらしい賑わいがありました。
松島観光を楽しんだあとに塩釜方面へ移動するルートとしてもおすすめです。
実際に塩釜発→松島行きに乗船してみた
ここからは、私が実際に芭蕉コースを利用したときの様子を紹介します。
私はこれまで塩釜発・松島発の両方に乗船したことがありますが、初めて利用する方には塩釜発→松島行きのルートがおすすめです。
遊覧船に乗った瞬間から松島湾の景色が広がり、「これから日本三景・松島を観光するぞ!」というワクワク感を味わえます。
松島海岸に近づくにつれて観光地らしい賑わいも見えてくるので、旅の始まりにぴったりのコースだと思いました。
マリンゲート塩釜で乗船手続き
乗船場所はマリンゲート塩釜です。
チケット売り場や待合スペースがわかりやすく案内されているため、初めてでも迷うことはありませんでした。
乗船手続きを済ませたら、出航時間まで館内を散策したり、お土産を見たりしながら過ごせます。
船内の様子
船内は想像していたよりもコンパクトで、アットホームな雰囲気でした。
大型フェリーのような広さではありませんが、その分景色との距離が近く感じられます。トイレは船内にありました。

私が利用したときは混雑しすぎている印象はなく、のんびりと景色を楽しめました。
窓側の席は人気なので、景色をしっかり楽しみたい方は少し早めに並んでおくと安心です。
出航すると、海鳥が船の近くを飛ぶ姿も見ることができました。
船旅らしいゆったりとした時間が流れ、移動中も飽きることがありませんでした。
松島湾の絶景を楽しむ
芭蕉コース最大の魅力は、松島湾の島々を間近に眺められることです。
大型観光船では通れない浅瀬を航行するため、大小さまざまな島のすぐ近くを通過します。

島々の形や岩肌、松の木までよく見えるので、陸から眺める松島とはまた違った魅力を発見できます。

私も乗船前は「移動しながら景色を見るだけかな?」と思っていましたが、実際は想像以上に見応えがありました。
特に初めて松島を訪れる方なら、海の上から眺める絶景にきっと感動すると思います。
実は、芭蕉コースを運航している丸文松島汽船が販売しているお得なセットプランもあります。
通常の乗船券だけでも1,500円しますが、こちらは「遊覧船乗船券・笹かまぼこ手焼き体験・焼き牡蠣」の3点がセットになって1500円とかなりお得なプランなので、日程が決まっている方はチェックしてみてください。
松島名物をまとめて楽しめる内容になっているので、初めて松島観光をする方にもぴったり。運営元の丸文松島汽船が販売しているプランなので安心して利用できますよ。
実際に松島発→塩釜行きに乗船してみた
2回目に利用したときは、松島観光を楽しんだあとに松島海岸から塩釜へ向かうルートを利用しました。
結論からいうと、景色そのものは往路と大きく変わりません。
それでも十分に満足できる船旅でした。
観光でたくさん歩いたあとだったこともあり、海風を感じながらゆったり過ごせる時間がとても気持ち良かったです。
松島海岸から出発
松島海岸側の乗り場は観光客が多く、とても賑わっていました。
近くには大型の松島島巡り観光船も発着しているため、乗船前は船を間違えないように確認しておくのがおすすめです。

私も最初は「どの船だろう?」と少し迷いましたが、案内表示があるので落ち着いて確認すれば問題ありませんでした。
松島観光を終えたあとにそのまま乗船できるので、移動手段としても非常に便利だと感じました。
復路で見えた景色
帰りの景色もやはり素晴らしかったです。
往路と同じように松島湾に浮かぶ島々を間近に見ることができます。
この日は快晴だったので、素敵な写真が撮れました。


ただ、個人的には「これから松島へ向かうぞ!」というワクワク感がある塩釜発の方が好きでした。
もちろんこれは景色の違いではなく個人的な気持ちの問題です(笑)
とはいえ、松島発の復路は復路で観光後の心地よい余韻に浸れるのが魅力。
「ああ松島楽しかったな~」という余韻に浸りながら松島湾の絶景をリラックスして堪能できました。
海風が気持ちよく、島々を眺めながらのんびり過ごしていると、50分という乗船時間もあっという間でした。
リアス式海岸特有の複雑な地形や入り組んだ海岸線もよく見え、改めて松島湾の自然の美しさを感じることができました。
利用して感じたこと
実際に往復で利用してみて感じたのは、芭蕉コースは単なる移動手段ではなく立派な観光体験だということです。
電車で移動することもできますが、せっかく松島まで来たなら海から景色を楽しみながら移動する方が旅の満足度は高いと思います。
特に大型船ではなく比較的小型の船だからこそ、海との距離が近く、開放感もたっぷり味わえました。
「松島を観光している」という実感を強く感じられるのも、このコースの魅力です。
一方で、海況によっては多少揺れることもあります。
普段から乗り物酔いしやすい方は、念のため酔い止めを準備しておくと安心ですよ。
塩釜発・松島発どちらのルートでも松島湾の絶景をしっかり楽しめるので、観光プランに合わせて選べば問題ないと思います。
松島発も丸文松島汽船が販売しているお得なセットプランがあります。
通常の乗船券だけでも1,500円しますが、こちらは「遊覧船乗船券・笹かまぼこ手焼き体験・焼き牡蠣」の3点がセットになって1500円とかなりお得なプランなので、日程が決まっている方はチェックしてみてください。
芭蕉コースの見どころ
芭蕉コースでは、松島湾に浮かぶさまざまな島々を間近に見ることができます。
芭蕉コースのルートです。(片道運行です)▽
画像引用元:芭蕉コース|松島観光の遊覧船は丸文松島汽船
乗船中は船内アナウンスが流れ、それぞれの島の名前や由来、見どころを紹介してくれるので、景色を眺めるだけではなく観光気分もしっかり楽しめました。
ガイドさんが乗船しているわけではありませんが、録音された案内がリアルタイムで流れるため、
「右手に見えるのが〇〇島です」
「こちらの岩は〜」
という感じで景色とあわせて楽しめます。
小ぢんまりした船だからこそ、静かに松島湾の景色に集中できるのも魅力でした。
仁王島
仁王島(におうじま)は、松島湾を代表する有名な島のひとつです。
巨大な岩肌が特徴で、その姿が仁王像に見えることからこの名前が付いたといわれています。

実際に船から見ると迫力があり、「これが松島の有名な仁王島か!」とテンションが上がりました。
芭蕉コースでは比較的近い距離から見ることができるため、岩の形や質感までしっかり楽しめます。
鐘島
鐘島(かねじま)も松島を代表する景勝地です。
島に開いた4つの穴へ波が打ち寄せると、鐘を鳴らしたような音が響くことから鐘島と呼ばれています。

船内アナウンスで由来を聞きながら眺めると、「なるほど、だから鐘島なんだ~」と景色の見え方も変わってきます。
ただ眺めるだけではなく、こうした歴史や名前の由来を知れるのも遊覧船ならではの楽しみ方だと思いました。
桂島周辺
桂島(かつらしま)は、実際に人が暮らしている島として知られています。
遊覧船では桂島や野々島周辺を通過するため、松島湾の暮らしの風景も見ることができます。

観光地としての松島だけでなく、島で生活する人々の姿を感じられるのも印象的でした。
島々の間を縫うように進むため、「本当にこんな近くを通るんだ!」と驚いた記憶があります。
松島湾の島々
芭蕉コース最大の魅力は、やはり松島湾に浮かぶ無数の島々です。
松島湾には260以上の島々が点在しているといわれています。
海の上から見ることで、陸上からではわからない島の形や地形、岩肌の表情まで楽しめました。

特に芭蕉コースは浅瀬を航行するため、島々との距離がとても近いです。
リアス式海岸らしい複雑な地形もよく見え、「日本三景と呼ばれる理由がわかるなぁ」と感じました。
写真を撮る手が止まらないほど景色が続くので、カメラやスマホの充電はしっかり準備しておくのがおすすめです。
塩釜発と松島発どっちがおすすめ?
芭蕉コースを利用する際に迷うのが、「塩釜発」と「松島発」のどちらを選ぶべきかという点です。
私は実際に両方のルートを利用しましたが、結論からいうと初めて松島を訪れるなら塩釜発がおすすめです。
景色自体は往復で大きく変わりませんが、旅の流れやワクワク感には違いがあります。
塩釜発と松島発の比較
| 比較項目 | 塩釜発 | 松島発 |
|---|---|---|
| 観光しやすさ | ◎ | 〇 |
| アクセス | 〇 | ◎ |
| 旅情 | ◎ | 〇 |
| おすすめ度 | ◎ | 〇 |
初めてなら塩釜発がおすすめ
初めて松島観光をする方には、塩釜発→松島行きのルートをおすすめします。
理由は、遊覧船に乗った瞬間から松島観光がスタートする感覚を味わえるからです。
マリンゲート塩釜を出発し、徐々に松島湾の島々が増えていく景色は本当に見事でした。
そして船が松島海岸へ近づくにつれて、観光船や観光客の姿が見え、「いよいよ日本三景・松島に到着だ!」という高揚感があります。
実際に私も最初に利用したのは塩釜発でしたが、旅のスタートとしてとても満足度が高かったです。
また、塩釜でランチや市場観光を楽しんでから遊覧船で松島へ移動するルートも組みやすく、観光プランを立てやすいのも魅力だと思います。
松島観光後なら松島発も便利
一方で、松島発→塩釜行きにもメリットがあります。
松島観光を終えたあと、そのまま船で塩釜へ移動できるため効率的です。
私も実際に利用しましたが、観光で歩き回ったあとに海風を感じながらゆっくり移動できるのが気持ちよかったです。
景色は塩釜発とほぼ同じですが、観光後の余韻に浸りながら過ごせるのは松島発ならではの魅力かもしれません。
特に車ではなく電車で旅行している場合は、「松島観光 → 芭蕉コース → 本塩釜駅周辺観光」という流れも作れます。
どちらを選んでも松島湾の絶景はしっかり楽しめますが、初めて利用するなら塩釜発、2回目以降や観光動線を重視するなら松島発がおすすめです。
芭蕉コースを利用する際の注意点
芭蕉コースは松島観光とあわせて楽しめる人気の遊覧船ですが、利用前に知っておきたいポイントもあります。
実際に乗船して感じたことも含めて紹介します。
天候により欠航する場合がある
芭蕉コースは海上を運航するため、天候や海の状況によって欠航になる場合があります。
特に強風の日や荒天時は運航状況が変更されることもあるので、旅行前には公式サイトで最新情報を確認しておくと安心です。
旅行日程に余裕がある場合は、乗船予定を旅の前半に組み込んでおくのもおすすめですよ。
繁忙期は早めの行動がおすすめ
ゴールデンウィークや夏休み、紅葉シーズンなどは利用者が増えます。
私が利用したときはそこまで混雑していませんでしたが、人気シーズンは乗船券売り場に列ができることもあるので注意してください。
また、窓側の席や景色の良い場所を確保したい方は、少し早めに乗り場へ向かうのがおすすめです。
特に初めて利用する方は、出航時間ギリギリではなく余裕を持って到着すると安心です。
デッキは風が強い
船のデッキから見る景色は最高ですが、海上なので想像以上に風が強く感じることがあります。
春や秋はもちろん、夏でも海風で肌寒く感じる場合がありました。
写真撮影をするならデッキがおすすめですが、羽織れる上着を1枚持っておくと安心です。
また、帽子や軽い荷物は飛ばされないよう注意してくださいね。
まとめ|松島観光なら芭蕉コースがおすすめ
芭蕉コースは、塩釜と松島を結ぶ単なる移動手段ではなく、松島湾の絶景を楽しめる観光そのものだと感じました。
実際に塩釜発・松島発の両方に乗船しましたが、どちらも松島湾ならではの美しい景色を満喫できます。
特に初めて松島を訪れる方には、これから観光が始まるワクワク感を味わえる塩釜発→松島行きがおすすめです。
大型観光船では味わえない島々との距離感や、小型船ならではの開放感も芭蕉コースの魅力でした。
松島観光を計画している方は、ぜひ遊覧船も旅程に組み込んでみてください。
海の上から眺める松島の景色は、きっと忘れられない思い出になりますよ。
