岩礁の聖母(Our Lady of the Rocks)はモンテネグロのコトル湾に浮かぶ岩礁を埋め立てた人工島。
岩礁の聖母教会がある聖母島には、ぺラストから小型船(ツアーボート)に乗ってアクセスすることができます。
本記事では岩礁の聖母に実際に行ってわかった観光スポット情報を紹介します!
岩礁の聖母とは?
岩礁の聖母はモンテネグロの世界遺産コトル湾に浮かぶ人工島です!
15世紀に地元の漁師さんがこの地の岩礁で聖母マリアが描かれたイコン(肖像画)を発見したそうです。
聖母マリアのイコンを祀るため、岩礁を埋め立てて人工の島にしてその上に岩礁の聖母教会を建てました。
コトル湾はフィヨルドのような独特な地形に囲まれていて、世界一美しいとも言われています。
ぺラストから岩礁の聖母への行き方
コトル湾に佇む小さな街「ぺラスト」は岩礁の聖母にアクセスする起点の街になります。
ぺラストにはコトルからバスがでていて、約20分ほどでアクセスすることができます。
ぺラストからは小さな船(ボート)に乗り岩礁の聖母にアクセスします。
岩礁の聖母教会がある聖母島は船でしか行くことができません。
ボート料金はモンテネグロの通貨であるユーロまたはドルが使用可能でした。
現金のみの支払いだったのでユーロに両替しておくことをおすすめします。
岩礁の聖母の地図はこちら。
岩礁の聖母の見どころ
コトル湾には2つの人工島が浮かんでいます。
- 岩礁の聖母教会がある聖母島
- 修道院のある人工島
観光客が上陸できるのは岩礁の聖母教会がある聖母島のみになります。
ここからは実際に行ってみてわかったモンテネグロの観光地「岩礁の聖母」の見どころを紹介します!
岩礁の聖母教会(聖母島)
ぺラストの街から船に乗ること5分であっというまに聖母島に到着。
聖母島はコトル湾に浮かぶとても小さな人工島で、現在は観光スポットとして整備されています。
想像以上に小さい島なので徒歩ですぐに一周できますよ。
島の中央部には岩礁の聖母教会(岩礁のマリア教会)がひっそりと佇んでいます。
聖母教会は石造りの教会で、当時から巡礼地にもなっていたということです。
教会の外観や内部の特徴を見る限り東方正教会(キリスト教正教)だと思います。
モンテネグロの観光地にある教会はほとんどがキリスト教正教でした。
教会の内部(博物館)
岩礁の聖母教会の内部は礼拝堂と博物館になっています。
入場料金は2€でした。こちらが実際の岩礁の聖母教会の入場チケットです。
教会の内部はこぢんまりとしていますが、独特な雰囲気がありました。
天井の宗教画が素敵です。
15世紀に発見されたという伝説の聖母マリアのイコンも見ることができます。
聖母マリアのイコンの上部の窓はヴェネツィアングラスが残っています。上部のシャンデリアもヴェネツィアングラスでとても綺麗でした。
礼拝堂を奥に進むと博物館になっていて、中世の武器などが展示されていました。
生活用品や装飾品など美術品の展示もありました。
ツアーボートで訪問する場合は、上陸時間が20分しかないのではやめに内部見学もするのがおすすめです。
聖ジョージ島
岩礁の聖母教会のある聖母マリア島の周りではフィヨルドのような景色を見ることができます。
岩礁の聖母教会から少し離れたところには修道院がある聖ジョージ島が浮かんでいます。
聖ジョージ島は下船することができないので、聖母島やボートから写真を撮りましょう。
まとめ
本記事では岩礁の聖母の行き方や見どころなど観光情報について紹介しました!
岩礁の聖母は隣国クロアチアのドブロブニクからも日帰り可能なスポットなので、世界遺産の街コトルとあわせておすすめですよ。
コトルに訪れる際にはぜひ岩礁の聖母(ぺラスト)に足を延ばしてみてくださいね♪