大阪府住吉区にある住吉大社に参拝してきました。
地元の方には「すみよっさん」と呼ばれ、特に初詣の時期には全国から多くの参拝客が訪れます。
本記事では住吉大社の御由緒やご祭神などの基本情報から現地参拝レポとして見どころや所要時間を紹介します。
住吉大社とは?
大阪府にある住吉大社は、日本全国の約2300社の住吉神社の総本社です。
住吉大社の御鎮座は神功皇后摂政11年(西暦211年)で由緒のある神社になります。
住吉大社には朱色の反橋をはじめとした見どころが多くあり、特に本殿は国宝にしていされています。
住吉大社のご祭神とご利益
住吉大社のご祭神は以下の通りです。
- 底筒男命(そこつつのおのみこと)
- 中筒男命(なかつつのおのみこと)
- 表筒男命(うわつつのおのみこと)
- 神功皇后(じんぐうこうごう)
日本書紀や古事記での言い伝えによると、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が黄泉の国に行った際にうけたケガレを祓うため海にはいられた際に底筒男命・中筒男命・表筒男命の三神が生まれたといいます。
三神を総称して住吉大神といいます。
ご祭神の神徳としては、古くから航海安全の神、祓の神、和歌の神、農耕・産業の神、弓の神、相撲の神として人々の篤い崇敬を受けてきました。
住吉大社の参拝時間
住吉大社の参拝時間は季節によって多少異なります。
開門時間は6時(4月~9月・毎月1日・初辰日)で、それ以外は6時30分です。
閉門時間は外周門が16時、御垣内が17時です。
公式サイトによると、正月の期間や夏祭り期間は開閉門時間が異なるので事前にお問い合わせくださいとのことです。
住吉大社の参拝コースと所要時間
住吉大社の参拝モデルコースとしては、以下の順序がおすすめです。
- 反橋
- 手水舎
- 本殿(第一本宮~第四本宮)
- 末社
住吉大社本殿までの参拝所要時間は約20分です。
末社もすべて周るとなると40分~1時間は見ておいた方がよいでしょう。
【参拝レポ】住吉大社の見どころ紹介
ここからは住吉大社の見どころを現地参拝レポとして紹介します。
今回の参拝時は雨が強かったため、末社すべてを周ることができませんでした。
次回訪問した際にはすべて周ってみようと思います。
住吉大社反橋(太鼓橋)
住吉大社の鳥居をくぐると大きな反橋が見えてきます。
住吉大社の反橋は太鼓橋とも呼ばれています。
お天気があまり良くなくて残念でしたが、朱色でとても絵になる光景でした。
住吉大社の太鼓橋は渡るだけでお祓いになると信仰されているそうです!
手水舎
続いて手水舎でお清めをします。
住吉大社の手水舎には、神のつかいであるうさぎの像がありました。
【国宝】住吉大社の本殿
住吉大社には第一本宮から第四本宮まで本殿があります。
住吉大社の本殿は「住吉造」といわれる建築様式になっています。
桧皮葺の屋根と妻入式切妻造が特徴的で神社建築史上最古の様式のひとつだそうです。
楠珺社(なんくんしゃ)
本殿の裏手に進むと商売繁盛の神様をお祀りする末社である楠珺社(なんくんしゃ)があります。
初辰まいりの中心的な神社で、参拝の際には招き猫を受けて祈願し、48か月続けると始終発達の福が授かるということで全国から参拝客が訪れています。
南珺社の御朱印情報はこちらの記事で紹介しています↓
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住吉大社の年中行事・祭り
住吉大社には多数の神事があり、歴史や伝統を守りながら行われています。
中には地元の人々が参加して行われるものもあります。
ここでは住吉大社の特に有名な年中行事を3つ紹介します。
- 御田植祭
- 住吉祭
- 観月祭
御田植祭
6月には御田植祭と呼ばれる五穀豊穣を祈願し、神田に苗を植える一連の儀式が行われています。
御田植祭の由来については住吉大社の公式サイトの説明文を紹介します。
伝承によれば、住吉大社ご鎮座の際、神功皇后が住吉大神の御供田として新田を定められ、長門国(現在の山口県)から植女を召したことに始まるといわれております。 すでに鎌倉時代の記録には、猿楽・田楽など数々の芸能が見えており、規模も相当なものであったようです。
明治維新に際して神事廃絶の危機もありましたが、この伝統は末永く受け継がれ、昭和54年2月24日、国の重要無形民俗文化財に指定となりました。神事は神前より授かった早苗を植女から替植女に渡し田植が始まる。御田中央の舞台では神楽女(巫女)8人による「八乙女舞」や鎧兜で行う風流武者行事、地元の子供達による「田植踊」と続き、最後の「住吉踊」が行われる頃には、神田の田植えも完成を迎えます。
御田植祭の他にも、五穀豊穣にまつわる新嘗祭などがあります。
住吉祭
7月30日から8月1日に行われる住吉大社の夏祭り「住吉祭」では、祓の神事である茅の輪くぐりなどが行われる一大イベントです。
住吉祭の由来については住吉大社の公式サイトの説明文を紹介します。
大阪の夏祭りを締めくくる住吉祭は、大阪中をお祓いする「お清め」の意義があり、 古くより「おはらい」ともいわれました。7月海の日に「神輿洗神事」、7月30日に「宵宮祭」、翌日「夏越祓神事・例大祭」、 そして8月1日にはいよいよ、住吉大神の御神霊(おみたま)をお遷した神輿が行列を仕立て、 堺の宿院頓宮までお渡りする「神輿渡御」が行われます。
観月祭
最後に紹介する住吉大社の年中行事は観月祭というお月見の神事です。
毎年中秋の名月の日に行われる住吉大社の特殊神事で、反橋上で住吉踊や舞楽が奉納されます。
住吉大社へのアクセス方法
最後に住吉大社へのアクセス方法を紹介します。
電車を利用する場合の最寄り駅と徒歩でかかる時間は以下の通りです。
- 南海本線「住吉大社駅」から徒歩3分
- 南海高野線「住吉東駅」から徒歩5分
- 路面電車 阪堺線「住吉鳥居前駅」から徒歩すぐ
お車の場合は住吉大社に有料の駐車場がありますが、正月期間や住吉祭の期間中は閉鎖されるので公共交通機関をご利用ください。
住吉大社の地図はこちら。
まとめ
大阪府にある全国の住吉神社の総本社「住吉大社」の参拝コースや所要時間、見どころなどを紹介しました。
住吉大社では年中行事もあるのであわせて行くのもおすすめです。
大阪に行く際はぜひ住吉大社に足を運んでみてくださいね。
住吉大社の御朱印情報(正月限定御朱印など御朱印の種類・いただける場所・時間・初穂料)はこちらの記事で紹介しています↓
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