露天神社(つゆのてんじんじゃ)は、近松門左衛門の書いたお初と徳兵衛の悲恋の物語「曽根崎心中」の舞台になった神社で、お初天神と呼ばれ親しまれています。
縁結びや復縁のご利益がいただけるとして、恋愛成就を願う多くの参拝客が訪れていています。
本記事では露天神社(お初天神)の御朱印・御朱印帳について種類やデザイン、値段、受付場所、時間を紹介します。
露天神社(お初天神)とは?
大阪市北区曽根崎にある露天神社(つゆのてんじんじゃ)は、「お初天神」の名前で親しまれています。
創建年数は定かではありませんが、1300年ほどの歴史がある古社といわれています。
露天神社の社名は菅原道真公がこの地で詠んだ和歌に由来するという説があります。
また、お初天神と呼ばれる由来は、元禄十六年に露天神社境内で実際にあった心中事件を題材に近松門左衛門が書いた人形浄瑠璃「曽根崎心中」にあります。
曽根崎心中のヒロインである遊女が「お初」という名前であることから、お初天神と呼ばれるようになったそうです。
- 少彦名大神(すくなひこなのおおかみ)
- 大己貴大神(おおなむちのおおかみ)
- 天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)
- 豊受姫大神(とようけひめのおおかみ)
- 菅原道真公(すがわらみちざねこう)
- 神牛舎
少彦名大神(すくなひこなのおおかみ)はえびすさま、大己貴大神(おおなむちのおおかみ)はだいこくさまと同一視されています。
露天神社は恋愛成就のパワースポットとして有名ですが、諸行繁栄・学業成就・病気平癒などのご利益もいただくことができます。
露天神社の御朱印情報
続いて露天神社(お初天神)の御朱印・御朱印帳情報について詳しく紹介します。
露天神社の御朱印の種類
露天神社でいただける御朱印は種類が多くデザイン性も高いので人気があります。
- 露天神社(お初天神)の御朱印
- 露天神社2枚セットの御朱印
- 露天神社切り絵の御朱印
- 露天神社の月限定御朱印
- 水天宮の御朱印
- 神人神楽の御朱印
- 金比羅宮の御朱印
- 開運稲荷社の御朱印
露天神社(お初天神)の基本の御朱印には色染め和紙の色を選べます。
私が訪問した際はピンクがありましたが、2024年現在は白・黄色・オレンジ・紫の4色のようです。
この他にも期間限定御朱印があり、私が訪問した時は金紙御朱印と金箔御朱印、ハート型御朱印がありました。
露天神社の御朱印のデザイン
露天神社の基本の御朱印をいただきました。
露天神社の御朱印のデザインはこちら。
徳兵衛によりそうお初のスタンプと神のつかいであるウサギが特徴的なデザインで、中央には露天神社と墨書きされています。
とても可愛らしい御朱印です。
露天神社の御朱印の初穂料(値段)
露天神社の御朱印の初穂料(値段)は500円です。
切り絵の御朱印や2枚セットの御朱印は1,000円でした。
露天神社の御朱印帳
露天神社にはオリジナルの御朱印帳が2種類ありました。
露天神社の御朱印帳の初穂料(値段)は、御朱印の記帳込で2,200円です。
露天神社の御朱印の受付場所
露天神社の御朱印の受付場所は、境内の社務所でいただけます。
露天神社の境内は広くないのでわかりやすいです。
私がいただいた書置きの御朱印は、裏にのりがついているシールタイプの珍しい御朱印でした。
露天神社の御朱印の受付時間
露天神社の御朱印の受付時間は9時~18時です。
境内の参拝自体は6時~24時になります。
※受付時間は変更になる場合があります。事前にこちらの露天神社公式サイトにて最新情報をチェックしてください。
【現地参拝レポ】露天神社の見どころ
実際に現地を訪問したので参拝レポとして露天神社の見どころを紹介していきます。
今回私たち夫婦はJR東西線「北新地駅」から向かいました。
曽根崎お初天神通り商店街を少しはいったところに露天神社の入り口である正門を発見!
梅田のオフィスビル街にひっそりと佇んでいました。
正門の鳥居をくぐり境内へ。
まっすぐ進むと右手に神水「露の井戸」がありました。
左手の手水舎で手口を清め、まずは正面にある本社へ向かいます。
旧社殿は第二次世界大戦で焼失してしまったため、現在の露天神社の社殿は昭和32年に造営されたものです。
本社の左手には「恋人の聖地」がありました。
よりそうお初と徳兵衛の慰霊ブロンズ像は、氏子の方や地元商店街などの方の寄付により平成16年に完成したものだそうです。
昭和47年に恋に殉じた2人を慰霊するために「曽根崎心中 お初徳兵衛ゆかりの地」と書かれた石碑も建てられました。
境内には絵馬にお願い事をする「美人祈願」や、お初天神オリジナルの「恋みくじ」もありました。
境内の美人祈願の案内に「容姿美しきは一時の花 心根美しきは一生の宝 心美人になれますように」とすばらしい言葉が書かれていました。
また、露天神社の境内末社には安産祈願の水天宮・金比羅宮や皮膚病治癒を願う方が多いという開運稲荷社がありました。
▽境内末社の水天宮・金比羅宮
▽開運稲荷社(恋人の聖地の横)
露天神社では7月に夏祭りが行われたり、毎月第1金曜日には境内で蚕の市が開催されるなど年中行事やイベントもあるので合わせて訪問するのもおすすめです。
露天神社の参拝所要時間
露天神社(お初天神)の参拝所要時間は約20~30分です。
御朱印をいただく時間や境内末社を参拝する時間も含めた時間なので、本社への参拝のみならば10分~15分あれば十分でしょう。
露天神社へのアクセス方法
露天神社は梅田のオフィス街にあり、とてもアクセスしやすい立地にありました。
露天神社の最寄り駅は以下の通りです。
- JR「大阪駅」
- JR東西線「北新地駅」
- 大阪市営地下鉄谷町線「東梅田駅」
- 大阪市営地下鉄御堂筋線・阪急電鉄・阪神電鉄「梅田駅」
- 大阪市営地下鉄四ツ橋線「西梅田駅」
どの最寄り駅からも徒歩5分~10分でアクセスできます。
お車の場合は専用駐車場がないので、近隣の有料パーキングを利用することになります。
露天神社(お初天神)の地図はこちら。
まとめ
大阪市北区曽根崎にある露天神社(お初天神)の御朱印情報や現地参拝レポを紹介しました。
露天神社は近松門左衛門が実際にあった心中事件をもとに書いた悲恋の物語、人形浄瑠璃「曽根崎心中」の舞台になった神社です。
アクセスもしやすい立地なので梅田に行く際はぜひ露天神社まで足を運んでみてください。
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