三十三間堂の近くにある養源院に行ってきました!
養源院では伏見城の遺構である血天井や、俵屋宗達・狩野山楽が描いた杉戸絵、襖絵を見学することができます。
本記事では養源院でいただいた御朱印帳や御朱印のデザイン、いただける場所、時間、値段、現地参拝レポを紹介します。
養源院の御朱印・御朱印帳
養源院の御朱印について、御朱印のデザインや御朱印帳、いただける場所や時間、値段について紹介します!
実際に現地に行ってみてわかった注意点や詳細情報もお伝えします。
養源院の御朱印のデザイン
養源院の御朱印のデザインです。御朱印は書置きのみでした。
御朱印帳をいただく場合は、1ページ目に御朱印が書かれています。
養源院の御朱印帳のデザインと値段
養源院でいただけるオリジナルの御朱印帳は、本堂で見学することができる俵屋宗達の杉戸絵「白象図(はくぞうず)」の木彫り御朱印帳です。
白象図の2体の像のデザインで下部には「洛東 養源院」の文字がはいっています。
クチコミによると数年前に限定で作られた御朱印帳だったそうですが、好評だったのでもう一度作ったとのことでした !(^^)
とても素敵だったので私も主人もひとめぼれしてしまいました。
木彫りということで木の良い香りもしてとてもおすすめですよ。
御朱印がいただける場所と時間
養源院で御朱印がいただける場所は、本堂の受付になります。
養源院の本堂内は撮影禁止だったので写真はありませんが、入り口はいってすぐ、拝観料金を支払うところなのでわかりやすいです。
ここで御朱印帳もいただくことができました。
養源院の御朱印の受付時間は、参拝時間(10時~15時)と同様のようでした。
私たちは最終回(14時45分)にギリギリ滑り込むことができ、無事に御朱印&御朱印帳をいただくことができました!
他の寺院と比較すると拝観時間が短いのでスケジュールに注意してください。
養源院の御朱印の値段
養源院の御朱印の値段は300円でした。
今回いただいた御朱印の他にも、季節によっては限定の御朱印や切絵の御朱印があるようです。(公式インスタグラムにて随時情報更新あり)
養源院の近くには歴史的な御朱印スポットがたくさんあるので、ぜひ合わせて立ち寄ってみてください。
養源院の現地参拝レポ
豊国神社や智積院など東山エリアの観光スポットを周り、ずっと行ってみたかった養源院に足を運びました。
三十三間堂の目の前(三十三間堂の庭園側の道をはいってすぐ)にあります。
養源院の拝観時間は10時~15時で最終受付は14時45分です。
養源院は個人で自由に見学することはできず、お寺の方の説明を聞きながらの見学になります。
私たちが訪問した土曜日は、10人~15人ほどで1グループとなり見学しました。
養源院の拝観可能日は変則的だそうです。直近の拝観営業日は公式のインスタグラムにて発信されているとのことなので、訪問される方はチェックしてから行くことをおすすめします。
養源院の2024年4月現在の拝観料金は600円になります。
養源院は豊臣秀吉公の側室である淀殿が、父である浅井長政の菩提を弔うために建立された寺院です。
その後焼失しましたが、1621年に大河ドラマの主人公にもなったお江(淀殿の妹)が血天井等の伏見城の遺構を用いて再建されました。
養源院の本堂・護摩堂・鐘楼堂・中門は国の重要文化財に指定されています。
養源院の見どころは血天井と俵屋宗達が描いた障壁画(襖絵・杉戸絵)です。
本堂の廊下にある血天井は想像以上に血がそのままべっとりと残っていてリアルでした。血天井とは1600年の伏見城の戦いで自刃した徳川兵の血で染まった床板を弔いのため養源院の廊下の天井に上げて残しているものです。
お寺の方が徳川兵の大将であった鳥居元忠公の自害の痕や亡くなった時の血の人型(ここが足で~ここが手など)を教えてくださりとても興味深く歴史を感じました。
養源院にある俵屋宗達や狩野山楽が描いた襖絵や杉戸絵の説明も大変面白く、白象図(はくぞうず)や唐獅子図・麒麟図などを見学しました。
白象図はガネーシャのような像が2体対になっていて、伊藤若冲にも影響を与えたと言われている作品です。先ほど紹介したように養源院のオリジナル御朱印帳のデザインにもなっています。(写真は御朱印帳)
特に麒麟図の説明が印象に残りました。麒麟は空想像の生き物です。キリンビールの麒麟のモデルになったそうですよ。
劣化を防ぐためにレプリカを展示してあるお寺が多いのにも関わらず、なんと養源院では俵屋宗達が描いた本物を見学することができます。
堂内は写真撮影禁止なので、実際にご自身の目で迫力のある血天井や襖絵をご覧ください。
養源院の拝観所要時間は約30分です。
見学後に入り口近くにある白衣弁財天堂へお参りして養源院を後にしました。
養源院の境内にはのんびりと寛ぐ黒ネコもいました。クチコミを見たところ、有名な2匹の黒ネコのようです。みなさんも参拝時に見ることができますように(*´ω`)
見学後、興奮が冷めなかったので歴史が好きな父にぜひ行くようにと紹介しました。
養源院は京都の他のお寺と比較するとまだ知名度が高くありませんが、三十三間堂を訪問するなら絶対に外せないスポットです!
秋は紅葉も綺麗ということなのでまた訪問したいと思います。
養源院へのアクセス方法
養源院へのアクセス方法は市バスや京阪電車の利用がおすすめです。
- 京阪電車「七条駅」から徒歩10分
- 京都市バス「博物館三十三間堂前」「東山七条」下車 徒歩3分
市バスは京都駅の烏丸口バスターミナルのD2乗り場からでていますよ。
京都駅から徒歩で約20分でもアクセスできます。
今回私たち夫婦は豊国神社や方広寺、京都国立博物館、智積院、三十三間堂などを徒歩で巡って最後に養源院に立ち寄りました!
周辺に観光スポットが点在しているので合わせて訪問するのがおすすめですよ。
養源院の地図はこちら。
まとめ
京都東山区にある養源院の御朱印情報やスポット情報(現地参拝レポ)を紹介しました!
養源院では伏見城の遺構である血天井や俵屋宗達が描いた貴重な襖絵・杉戸絵など見どころがたくさんありました。
白象図がデザインされた木製の御朱印帳はとても素敵なので、拝観した際にはぜひチェックしてみてくださいね。