実際に旅行した際の旅程をもとに、3泊4日で行く石垣島・離島巡りの観光モデルコースを紹介します。
モデルコースには、ビーチをはじめとした大自然の絶景や沖縄の伝統的な集落、マリンアクティビティなどを盛り込んでいます。
また、より長く観光したい方に向けて、黒島をはじめとしたその他離島(八重山諸島)の観光情報も解説しています。
石垣島観光や離島巡りを検討している方は、参考にしてもらえると嬉しいです!
※注意点
- 2024年1月1日時点の情報に基づいています。
- 記載している移動時間や船の出港時間は目安であり、実際の交通状況などによって変動します。
- 各観光スポットの所要時間は、公式サイトや旅行の経験に基づいた目安となっています。
1日目【石垣島〜小浜島】
初日は、石垣島から小浜島に移動し、小浜島内(はいむるぶし)を満喫するプランです。
- 11:50
①南ぬ島石垣空港に到着
石垣空港から観光旅行はスタートです。
今回のモデルコースでは、11:00前後までに石垣空港に到着する想定としています。バスに乗って、石垣港離島ターミナルに出発しましょう!
所要時間は約30分ほどです。
バスは1時間あたり1〜2本ずつ出ているので、ご自身の観光プランに応じて時刻表を確認しておくのがおすすめです。
バスで約30分
- 12:50
②石垣港離島ターミナルから小浜島へ
交通状況に問題がなければ、12:20頃に石垣港離島ターミナルに到着します。
到着したら、12:50発の高速船に乗って小浜島に移動しましょう。石垣港離島ターミナルから小浜島までの所要時間は約30分ほど。
波で揺れることもあるため、船酔いの対策は万全にしておくのがおすすめです。ちなみに、石垣島と離島を結ぶ高速船は「八重山観光フェリー」と「安栄観光」という2つの会社が運営しています。
それぞれ運営航路や時刻表はやや異なるため、必ず出発前に確認しておきましょう。- 離島ターミナルの所在地:沖縄県石垣市美崎町1
船で約30分
- 13:30
③はいむるぶしに到着
小浜島に到着したら、今回の小浜島観光で宿泊する「はいむるぶし」に移動します。
小浜島のターミナルから無料の送迎バスが出ている(予約不要)ため、それに乗ると移動が簡単です。はいむるぶしは、小浜島にあるリゾートホテルです。
敷地内には、小浜島の美しいビーチやSNS映えする写真スポット、リゾート感満載のカフェ、海を一望できる大浴場、水牛や島馬といった珍しい動物などの魅力が盛り沢山です。
また、SUPやバナナボートなどのマリンアクティビティも充実しています。そのため、はいむるぶしに滞在しているだけで、離島の醍醐味を存分に味わえると言っても過言ではありません。
実際に私は、はいむるぶしでの滞在がとても気に入ったので、ほぼ毎年のように通い続けています!- はいむるぶしの所在地:沖縄県八重山郡竹富町小浜2930
- 13:50〜15:00
④「海カフェ」で昼食&ビーチでのんびり
はいむるぶしに到着したら、フロントに荷物を預けて、チェックインの時間までランチしたりビーチでのんびりしたりしましょう。
はいむるぶしの敷地内では、主に以下の場所で食事をとることができます。
- 海カフェ
- グリルダイニング
どちらもロケーションと食事ともに素晴らしいのですが、離島観光の気分を最大限楽しむ上では「海カフェ」がおすすめです!
海カフェは、はいむるぶしビーチのすぐ近くにあるカフェです。
おすすめする最大の理由はロケーションの良さです。
すぐ目の前に広がるエメラルドグリーンの美しい海を見ながら、沖縄らしいランチメニュー(タコライスやガザミのクリームパスタなど)を堪能できます。美しい海を眺めながら美味しい食事をとっていると、「離島に来たんだな」という気持ちに包まれます。
- 15:00〜18:30
⑤はいむるぶしにチェックイン&散策
15:00になったらチェックインが可能となるため、先に済ませておきましょう。
チェックインを済ませると、滞在する客室に荷物を置いた上で自由に散策できるようになります。先ほどお伝えしたように、はいむるぶしの敷地内には離島の醍醐味を味わえるスポットがたくさんあります。
ここでは、その一部を紹介します。
夕食までの過ごし方を決める際の参考にしてみてください。
はいむるぶし内には、美しい海を一望するビーチ(写真1枚目)があります。
写真のとおり、白い砂浜に設置されたパラソルからは、のんびりとコバルトブルーの海を眺めることができます。
海の中で泳いだりシュノーケリングで魚が泳ぐ姿を観察したりも可能です。ビーチの周辺には、ハンモックやカラフルなテーブル(写真2枚目)などの写真映えするスポットも点在しています。
海を背景に、南国の離島らしい写真を撮影できます。また、敷地内には、落ち着いた雰囲気が漂う穴場ビーチの「ゆうなの浜(写真3枚目)」や、パイナップルに似た見た目の植物であるあだんが自生している「あだんの浜」といったビーチもあります。
レンタルカートを借りて、こうしたビーチを冒険するのもワクワクします。
のんびりと離島ならではの景色を楽しみたいならば、サンセット広場(写真1枚目)もおすすめです。
高台に位置するサンセット広場からは、美しい海や小浜島にある畑やハーブ園を一望できます。
また、夕方には西表島に沈む夕日も望めます。ちなみに、私たちが訪れた際には貴重な島馬を見れました。
運が良ければ、可愛らしい島馬がのんびりと佇んでいる姿をお目にかかれるかもしれません。
観光の疲れをリフレッシュさせたい方には、展望大浴場がおすすめです。
展望大浴場では、果てしなく広がる海の絶景を眺めながら入浴できます。
夕方には西表島に夕日が沈む姿を見れるなど、入浴する時間帯によって違った景色を楽しめます。寝湯もあるため、小浜島の暖かい日差しを浴びながらリラックスするのも良いでしょう。
はいむるぶしの見どころはビーチだけではありません。
センター棟付近にある「水牛池」では、水牛が池に浸かりながらのんびりしている姿を眺められます(写真1枚目)。
運が良ければ、池から出てきて草を食べている姿を間近に見られます。また、水牛池の付近にはヤギ(写真2枚目)やカメといった動物もいます。
小屋からこちらを見ているヤギの姿はとても愛らしかったです。
センター棟の裏側にはプールもあります。
プールにはパラソルや椅子も用意されているため、座ってのんびりすることもできます。
また、水深0.3mの子供用プールもあるため、お子様連れのファミリーにもおすすめです。
「1日目は移動もあって疲れた」という方には、部屋でのんびりするのもおすすめです。
広々とした部屋はエアコンがしっかり効いていたため、夏の暑い時期でも快適です。
また、オーシャンビューのお部屋であれば、お部屋から美しい海を独り占めできます。ちなみに、私たちは「オーシャンビュースーペリア(写真)」というグレードのお部屋に宿泊しました!
お部屋からはコバルトブルーの海が一望できて最高でした。 - 18:30
⑥はいむるぶし内のレストランでディナー
一通り遊び終わったら、レストランで夕食となります。
小浜島内の飲食店でも夕食をとることはできますが、移動が面倒なのではいむるぶし内のレストランで食事するのがおすすめです。事前に夕食付きプランを選択し、食事の時間や内容を予約しておけば、基本的に追加料金なしでディナーを楽しめます。
夕食のプランは複数あり、2023年9月現在は「ブッフェ」、「バーベキュー」、「スープしゃぶしゃぶ」の中から選ぶことができます。ブッフェ(写真1枚目)では、和洋中のメジャーな料理はもちろん、沖縄料理が食べ放題です。
ブルーシールアイスクリームなどのデザートも食べ放題なので、お子様連れの方にもおすすめです。バーベキュー(写真2枚目)やしゃぶしゃぶプランでは、旨味が溢れるあぐー豚を堪能できます。
追加料金を支払うことで、あぐー豚を黒毛和牛などに変更することも可能です。食事を楽しんだら、夜のビーチを訪れ満点の星空を鑑賞したり、現地アーティストのライブを楽しんだり、各々の好みに応じて過ごすと良いでしょう。
2日目【小浜島〜竹富島〜石垣島】
2日目は、午前中に小浜島、午後に竹富島を観光するプランです。
- 8:00
①はいむるぶしで朝食
2日目は、午前中にはいむるぶしを含む小浜島を満喫し、午後に竹富島の観光を満喫するプランです。
はいむるぶしでの朝食形式は、レストラン内で頂く「ブッフェ」か、敷地内の好きな場所で食事できる「ピクニックブレックファスト」の2種類があります。
ブッフェでは、沖縄料理に加えて、パンやウインナーといった定番メニューが提供されています。
ちなみに私が宿泊した際には、好きな具材を好きなだけ乗せられる「オリジナル海鮮丼」がありました。
イクラやネギトロといった定番ネタはもちろん、沖縄ならではの「海ぶどう」もあったのが嬉しかったです。 - 9:00〜14:00
②はいむるぶし・小浜島内を散策
朝食を終えたら、次の離島(竹富島)に移動するまでの間、はいむるぶしや小浜島内を自由に散策します。
ホテル自体は11:00にチェックアウトですが、チェックアウト後もビーチやプールなどの施設、レンタルカート、SUPなどのアクティビティは利用できます(念のためご確認ください)。たとえば前日同様ひたすらビーチでのんびりするも良いですし、マリンアクティビティを満喫するのも良いでしょう。
もしくは、小浜島の名物観光スポットである「シュガーロード(写真1枚目)」や「西大岳(ニシウフダキ)展望台」などに足を伸ばすのも良いと思います。時間が空くので、適宜昼食もとっておきましょう。
はいむるぶし内にあるレストラン(グリルダイニング)でのランチがおすすめです。
あぐー豚丼やお寿司セット、石垣牛100%ハンバーガー(写真2枚目)などのメニューがあり、どれも非常においしかったです! - 14:40
③小浜島から竹富島に移動
安栄観光が運営するアイランドホッピングを使って、小浜港の旅客船ターミナルから竹富島に移動します。
14:40発ですので、余裕を持ってターミナルに到着しておきましょう。はいむるぶしに宿泊している方であれば、無料のバスで送迎してもらえます。
小浜島から竹富島までは、船で約30分で到着します。
船で約30分
- 15:10〜17:40
④竹富島観光
竹富島は、石垣島の約6km南に位置する離島です。
赤瓦屋根の家屋やサンゴでできた石垣、鮮やかな色の花々などが美しく、石垣島周辺の離島をめぐる上では欠かせない島の1つです。「徒歩」、「レンタサイクル」、「水牛車」という3つの手段で島内を回ることが可能です。
島内はやや広いため、基本的にはレンタサイクルまたは水牛車で巡ることがおすすめです。後日西表島から由布島に渡る際水牛車に乗るため、今回のモデルケースではレンタサイクルで竹富島内の観光スポットをめぐるプランとしています。
水牛車での観光も経験したことがある私的には、どちらもおすすめです!では、レンタサイクルでめぐる竹富島のおすすめ観光スポットを紹介します。
竹富島観光の醍醐味と言えるのが、沖縄の原風景を楽しめる集落の街並みです。
自転車でゆっくり道を進むと、沖縄の伝統的な風景が目に広がります。
また、時には観光客を乗せた水牛車とすれ違うこともあります。のんびりした雰囲気が広がる集落内を自転車で進んでいると、都会の喧騒を忘れてリフレッシュできるでしょう。
サイクリングに疲れたり空腹になったら、ランチを兼ねて休憩しましょう。
竹富島内には食事を提供する店舗がいくつかありますが、私が観光した際には「HaaYa nagomi-cafe」というお店で八重山そばをいただきました。
本場の八重山そばは、さっぱりしながら旨味が凝縮されており、暑い夏の日にピッタリでした!
なごみの塔は、前述したカフェの近くにあります。
登録有形文化財にも登録されているこちらの塔は、現在は登り降りが禁止されています。
竹富島の歴史を感じさせる外観となっていたため、ランチのついでに写真を撮ってみました。
集落を出て海の方面に自転車を進ませると、国の登録有形文化財に指定されている「西浅橋」が見えてきます。
コバルトブルーの海に向かって白い桟橋が伸びる光景は、とても幻想的なものとなっています。
この写真自体は曇ってて微妙ですが、晴れている時であれば非常に美しい景色が広がるため、多くの観光客が写真を撮っています。
実際、この写真を撮る数分前は晴れていたので、天国を想起させる美しい光景となっていました。また、夕暮れ時には美しいサンセットが見られます。
星砂の浜(カイジ浜)は、星の形をした砂が流れ着くことで有名なビーチです。
綺麗な海を見ながら星の砂探しをすると、子供に戻ったかのようなワクワクする気分になって楽しいです。
ちなみに、手の平を砂に押しつけ、その後に離した手のひらを見てみると、星形の砂を見つけやすくなると言われています。
星砂の浜から自転車で4〜5分の場所にある「コンドイビーチ」も、竹富島の観光では必見のスポットです。
コンドイビーチからは、石垣島周辺にある離島のビーチの中でも、トップクラスに美しい景色を楽しめます。
私が訪れた際には、写真のように透明度の高いサンゴ礁の海を見れました。更衣室もあるため、時間に余裕がある方は遊泳してみても良いと思います。
「離島ならではの穴場ビーチに行ってみたい」という方におすすめなのがアイヤル浜です。
アイヤル浜は1枚目の写真にあるような狭い農道を進んだ先にあります。
徒歩ではやや遠い場所にあるため、ツアーでは基本的に訪れない穴場です。コンドイビーチや星砂の浜と同様に、サンゴ礁の綺麗な海を眺めることができます。
あまり観光客がいない場所であるため、写真撮影にも適しています。アイヤル浜からは石垣島の市街地を見ることができます。
- 17:50
⑤竹富島から船で石垣島に移動
竹富島の観光を楽しんだら、安栄観光が運行する17:50の船に乗って石垣島に移動します。
ちなみに、この船を逃すとその日中に石垣島に戻れなくなるため注意してください。心配な方は、より早い時間の船に乗ることをおすすめします。
2024年1月時点では、17:00や16:20発の船が運行されていました。竹富島から石垣島までの所要時間は10〜15分、石垣島のターミナルから宿泊するホテルまでは徒歩で10分程度となります。
船&徒歩で約20分
- 18:10
⑥The BREAKFAST HOTEL MARCHE石垣島にチェックイン
石垣島に到着したら、本日宿泊する「The BREAKFAST HOTEL MARCHE石垣島」に移動します。
石垣島にはたくさんのホテルがありますが、今回のモデルコースでこちらのホテルを選んだ理由は以下のとおりです。
- 石垣港離島ターミナルから徒歩10分という好立地
- 近くにユーグレナモール(徒歩数秒)やコンビニなどがあるため便利
特に、次の日に早朝から次の離島である「西表島」に移動する必要があるため、2日目はターミナルへのアクセス性を重視してホテルを選定しています。
私たちが実際に宿泊したところ、内装も綺麗で接客も良く快適に過ごすことができました。
- MARCHE石垣島の所在地:沖縄県石垣市大川217
徒歩で約5分
- 18:20
⑦やいま家庭料理 さつきで夕食
ホテルへのチェックインを済ませたら、「やいま家庭料理 さつき」に夕食を食べに行きます。
こちらの飲食店は、沖縄料理を提供してくれる居酒屋です。
居酒屋ではあるものの、本格的で美味しい沖縄料理を堪能できます。私たちが訪れた際には、「ワニゴチの刺身(写真1枚目)」や「アバサー(ハリセンボン)の唐揚げ(写真2枚目)」、「あだんチャンプルー(写真3枚目)」といった非常に珍しい料理を食べることができました。
また、ポーク玉子やアーサの天ぷらといった家庭料理も堪能しました。どの料理も非常に美味しく、かつ滅多にお目にかかれない料理のオンパレードだったので、大満足のディナーでした!ハブ酒もはじめていただきました。
本格的な沖縄の家庭料理や珍しい料理を楽しみたい方におすすめです。- やいま家庭料理 さつきの所在地:沖縄県石垣市美崎町7-16
3日目【石垣島〜西表島&由布島】
3日目は、早朝に石垣島を出発し、西表島と由布島を観光するプランです。
- 6:00〜8:00
①ホテル内で朝食&チェックアウト
8:30発の船に間に合うように、早めにホテル内での朝食を済ませます。
ホテルの朝食は6:30から可能となっているため、ガッツリ食べておきたい方は事前に朝食付きプランでホテルを予約してください。
軽食でも問題ない方は、前日にコンビニ等でパンやおにぎりなどを購入しておき、お部屋内で食べても良いと思います。8:30発の船に乗るため、離島ターミナルまでの移動時間やチケットの購入時間などを考慮し、余裕を持ってチェックアウトしておくのがおすすめです。
徒歩で約5分
- 8:30
②離島ターミナルから西表島(上原港)に移動
8:30発の船に乗って、西表島(上原港)に向けて出発します。
西表島には「上原港」と「大原港」という2つの港があるため、到着地を間違えないようにご注意ください。上原港までは約50分かかり、他の離島巡りと比べて長時間船に乗っていることになります。
その後の観光に支障をきたさないように、乗り物酔い対策は万全にしておきましょう。
船&車で約1時間
- 9:20〜16:30
③上原港発のツアーで西表島の大自然+由布島水牛車を満喫
上原港に着いたら、上原港発のツアーで西表島と由布島の観光に出かけます。
このツアーには、マングローブの大自然をカヌーで進む体験や沖縄県内で最大の落差を誇る滝である「ピナイサーラの滝」へのトレッキング、水牛車体験、由布島散策などが盛り込まれています。
世界遺産「西表島の大自然」と「由布島の水牛車」を1回のツアーで全て体験できるため、実際に体験した人の評価も非常に高いです(ベルトラ内の総合評価:5点満点中で4.91)。なお、8:30の船に乗っていくことで、上原港に現地のガイドがお出迎えしてくれます(念のため該当ページをご確認ください)。
また、スーツケースは店舗で預かってくれるため、ホテルに荷物を預ける手間も必要ありません。現地ツアーに参加しなくても、西表島や由布島の観光は可能です。
しかし、レンタカーを借りる必要がある上に、各観光スポットの予約やチケット購入をそれぞれ行う手間もかかります。可能な限り手間を省いて西表島と由布島の観光を楽しみたい方には、現地ツアーへの参加はとてもおすすめです!
- 所要時間:約7時間
車で約10分
- 17:00
④星野リゾート西表島ホテルにチェックイン
西表島と由布島の観光を満喫したら、本日の宿泊先である「星野リゾート西表島ホテル」に移動します。
上原港から移動する場合は、ホテルの無料送迎バスを利用できます。
ホテルの送迎バスを利用する際は、あらかじめ時刻表を確認しておくことがおすすめです。星野リゾート西表島ホテル(写真1枚目)は、西表島の西部にあるリゾートホテルです。
マングローブと広大なジャングル、美しい青い海に囲まれており、西表島の大自然を満喫できるホテルとなっています。全客室42㎡の広さである上に、お部屋にはデイベッドやプールを一望できるバルコニーなどが用意されているため、のんびり南国リゾートの気分を味わいながらくつろげます。
また、月が浜(ビーチ)から夕日を眺めながらスナックとドリンクを無料でいただけるイベント(写真2枚目)や、早朝にマングローブを見渡しながらストレッチできるアクティビティ(写真3枚目)などが無料で開催されています。秘境を思わせる環境でゆったりと過ごせるため、カップルや一人旅はもちろん、お子様連れのファミリーにもおすすめです。
- 西表島ホテルの所在地:沖縄県八重山郡竹富町上原2-2
- 17:00
⑤星野リゾート西表島ホテル内で夕食&自由散策
チェックインを済ませたら、夕食を食べたり自由にホテル内を楽しんだりしましょう。
ホテル内の夕食は、亜熱帯の南国テイストなレストラン会場にて、ブッフェ形式で提供されています。
「グルクンの南蛮漬け(写真1枚目)」や「黒糖すき焼き」、「ガザミ汁」といった沖縄料理を堪能できます。
特に、タコじゅーしーというタコが入った炊き込みご飯(写真2枚目)は絶品でした!
何より、泡盛やビールといったアルコールも追加料金なしで飲み放題なので、お酒好きの方は大満足の夕食プランとなっています。食事を済ませたら、あとは就寝まで自由に過ごします。
敷地内にあるジャングルを散策したり、ライトアップされたプール(写真3枚目)をのんびり眺めたり、夕食後の時間に開催されているアクティビティに参加したり、と西表島らしい時間を過ごせるでしょう。
4日目【西表島〜石垣島】
最終日は、西表島から石垣島に移動し、石垣島内を観光する流れとなります。
- 7:00
①星野リゾート西表島ホテルで朝食&自由散策&チェックアウト
朝食ブッフェは、夕食と同じ会場で提供されています。
鯖の塩焼きや漬物、ウインナーといった定番メニューに加えて、にんじんしりしりや蒸した紅芋、アーサーのお味噌汁、アンダンスーといった沖縄料理もありました。特に、黒糖フレンチトースト(写真2枚目)は何度でも食べたくなるくらい絶品でした!
朝食を終えたら、チェックアウトの時間まで自由に過ごします。
私が宿泊した際には、澄んだ空気がただよう朝のビーチでリフレッシュしたり、お部屋でのんびりしたりしました。 - 9:30
②船で上原港から石垣島に移動
西表島ホテルをチェックアウトしたら、無料の送迎バスで上原港に向かいましょう。
9:30発の船に乗って、西表島から石垣島に移動します。定期的に船のダイヤは変更されるため、かならず時刻表を確認した上で旅行のプランを組むのをおすすめします。
- 所要時間:約1時間〜1時間30分
船で約1時間〜1時間30分
- 11:00〜13:00
③ユーグレナモールに移動し、買い物や昼食を楽しむ
石垣島に到着したら、ユーグレナモールに移動し、お買い物やランチを楽しみます。
ユーグレナモールは、石垣島にある日本最南端のアーケード商店街です。
シーサーや紅芋タルトなどをはじめとした沖縄のお土産店や、ハンバーガーや八重山そばといったお食事を楽しめる飲食店などが並んでいます。ここでしか買えないお土産や食べれないグルメもあるため、ゆっくり見て回るのがおすすめです。
- 所在地:沖縄県石垣市大川203 付近
- 所要時間:約2時間
徒歩で約10分
- 13:10
④離島ターミナル周辺でレンタカーを借りる
ユーグレナモールを散策したら、離島ターミナル周辺に移動し、レンタカーを借りましょう。
石垣島の主要な観光スポットは分散しているため、徒歩で移動するのはとても困難です。
バスで移動することも可能ではあるものの、頻繁に走っているわけではないため、半日〜1日程度では観光スポットを見て回るのは難しいと思います。帰りは南ぬ島石垣空港でレンタカーを返却したいため、ワンウェイ(乗り捨て)が可能なレンタカー会社を選ぶのがおすすめです。
たとえばオリックスレンタカーの場合、石垣島内であればワンウェイが可能となっています。- 手続きにかかる所要時間:約20分
車で約30分
- 14:00〜15:00
⑤川平湾
レンタカーを借りたら、石垣島北西部にある「川平湾」に向かいます。
川平湾の魅力は、島々やエメラルドグリーンの海、白い砂浜が織りなす絶景です。
川平湾近くの展望台からは、まるで絵葉書のような光景(写真)を望めます。
日本百景やミシュラン3つ星にも選ばれたことがある川平湾の絶景は、石垣島を観光する上では外せないスポットです。- 所在地:沖縄県石垣市字川平
- 所要時間:約1時間
宿泊数を追加できる方や、川平湾での時間を多めに確保したい方は、ベルトラでアクティビティを追加するのもおすすめです。
ベルトラのサイトでは、川平湾でのSUPツアーやシュノーケリングなど、綺麗な川平湾を満喫できるアクティビティが豊富に提供されています。
車で約30分
- 15:30
⑥ミルミル本舗 本店
川平湾の絶景を楽しんだら、ミルミル本舗の本店に向かいます。
ミルミル本舗では、ドラゴンフルーツや紅芋、黒糖などの石垣島食材を使ったジェラートを食べることができます。ジェラート自体は空港の店舗でもいただくことができますが、せっかく石垣島を観光するならば本店で食べるのがおすすめです。
理由としては、本店に併設されたイートインスペースから美しい海を一望できるためです。
美しい景色を楽しみながら美味しいジェラートを食べると、より一層満足感が高まるでしょう。- 所在地:沖縄県石垣市新川1583-74
- 所要時間:約20分
車で約10分
- 16:00〜17:00
⑦石垣島鍾乳洞
おやつのジェラートを堪能したら、石垣島鍾乳洞の観光を楽しみます。
石垣島鍾乳洞は、日本最南端にある石垣島最大の鍾乳洞です。
珊瑚礁から生まれた鍾乳洞内では、トトロの形をした鍾乳石(写真2枚目)や鍾乳石のイルミネーション(写真3枚目)などをご覧になれます。他にも、彫刻で出来た森のような光景やシャコ貝の化石など、30分ほどで回れる鍾乳洞内には見所が盛りだくさん。
入り口付近に広がる亜熱帯の植物も見応えがあります。雨の日でも楽しめる観光スポットであるのも嬉しいポイントです。
- 所在地:沖縄県石垣市石垣1666番地
- 所要時間:約30分〜1時間
車で約20分
- 17:30
⑧南ぬ島石垣空港でレンタカー返却&帰宅
石垣島鍾乳洞の観光を終えたら、レンタカーを南ぬ島石垣空港内にて返却し、石垣島観光および離島巡りは終了となります。
4泊5日or5泊6日の場合に行ける離島
石垣島周辺には、モデルコースに盛り込んだ離島以外にも、魅力的な離島がいくつもあります。
今回紹介したモデルコースに1〜2泊追加することで、他の離島も巡ることができます。
この章では、4泊5日or5泊6日で観光する場合に追加で行ける石垣島周辺の離島を3島紹介します。
- 黒島
- 波照間島
- 鳩間島
以下では、それぞれの島の概要や魅力をお伝えします。
黒島
最初に紹介する離島は、石垣島から船で30分の場所にある「黒島」です。
島の形がハートに似ていることから、別名「ハートアイランド」とも呼ばれています。
牛の飼育数が圧倒的
黒島における最大の特徴は牛の多さです。
人口約220人に対して、飼育されている牛の数はなんと「3,000頭」を超えるとのことです。
実際に島内で自転車を走らせていると、そこら中に牛が放牧されている光景を見ることができます。
牛がのんびりする光景を見ながらのサイクリングは、「日本の果てにきたこと」を実感できるのでおすすめです。
伊古桟橋
伊古桟橋は、国の有形文化財に登録されている観光スポットです。
周りが海に囲まれているため、桟橋を進んで行くと、まるで海の上を歩いているかのようなワクワク感を味わえます。
海の色は非常に透き通っているため、SNS映えする写真を撮影したり、のんびり海を眺めてリフレッシュしたりもできるでしょう。
黒島研究所
黒島研究所は、ウミガメを専門的に研究している施設です。
研究施設というだけあって、大小さまざまなウミガメを近い距離で見ることが可能です。
また、ヤシガニやサメといった生き物も展示されているため、小さな水族館の感覚で楽しみながら見て回れます。
アイハナ 訪問ありがとうございます! 旅行好きのアイハナ(@ai_ha_na)です♪ 2019年に沖縄県の石垣島から行ける離島「黒島」に行ってきました! 八重山諸島で有名なのは竹富島や西表島で[…]
波照間島
波照間島は、日本最南端にある有人の離島です。
石垣島から1時間〜1時間半ほど離れた場所にあり、航路が天気に左右されやすい点が特徴です。
月によっては欠航率が50%(※1)を超える時もあり、「行けない」または「帰れない」という状況にもなり得ます。
問題なく行って帰ってこれるかどうかは運次第ですが、「波照間ブルー」とも称される美しい海を見に、多くの観光客が訪れています。
ニシ浜
ニシ浜は、八重山諸島の中でも屈指の美しさを誇るビーチです。
「ニシ」は、この地域の方言で「北」を表します。
写真からもわかるように、透明度が高いブルーの海は言葉に言い表せないほどの絶景です。
シャワーやトイレも設置されているため、遊泳目的での訪問でも安心です。
日本最南端の碑
波照間島の南部「高那崎」にある日本最南端の碑も、外すことができない観光スポットの1つです。
「蛇の道」と呼ばれるくねくねと曲がった道を進んでいくと、海を背景に碑が見えてきます。
波が穏やかなニシ浜とは正反対に、断崖絶壁に波が打ち寄せる光景は圧巻の一言。
日本最南端に到達した記念として、海と碑を背景に写真を撮るのがおすすめです。
鳩間島
鳩間島は、西表島のすぐ北側に位置する離島です。
歩いて回れるほどの小さな離島であるため、宿泊せずに日帰りでの観光にも適しています。
屋良浜
屋良浜は、鳩間島の西部に位置するビーチです。
他の離島と同じくコバルトブルーの海や水平線に沈む夕日が見れるのはもちろん、海の向かい側に西表島を望めるのも見どころです。
透き通った青い海と西表島を背景に、SNS映えする写真を撮影できるでしょう。
また、のんびりした雰囲気の中で、遊泳やシュノーケリングを楽しむのもおすすめです。
こぢんまりとした集落
鳩間島のこぢんまりとした集落では、サンゴで出来た石垣や魔除けの意味合いを持つヒンプン(家屋の正面に置かれた塀)など、沖縄の伝統的な風景をお目にかかれます。
人口約50人と少ないため、他の離島とは一味違って「のんびりとした空気感」を味わえるでしょう。
石垣島観光・離島巡りモデルコースのまとめ
今回は3泊4日で行く石垣島観光・離島巡りのモデルコースを紹介しました。
石垣島内の観光や離島巡りには、非日常的なビーチの絶景や沖縄の原風景など、数え切れないほどの見どころがあります。
3泊4日という短い期間でも、プランをしっかり立てておけば、石垣島や西表島、小浜島など、それぞれの島に特有の観光スポットを最大限満喫できます。
今回紹介したモデルコースを参考に、石垣島観光や離島巡りの旅行プランを立てていただけるとうれしいです!